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ジャーニーの法廷闘争はまだ続く ジョナサン・ケインがニール・ショーンを再び訴える

2024/08/02 10:29掲載
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Neal Schon, Jonathan Cain
Neal Schon, Jonathan Cain
ジャーニー(Journey)の法廷闘争はまだ続く。ジョナサン・ケイン(Jonathan Cain)は、バンドメイトのニール・ショーン(Neal Schon)を再び訴えました。今回も、ショーンがバンドの金を使い過ぎていると主張。またバンドの借金返済を妨げているとも訴えています。

バンドのクレジットカードをめぐる2022年の訴訟と同様に、ケインが新たに裁判所に提出した書類には、ショーンが1日のホテル代上限が1,500ドルであるにもかかわず、限度額100万ドルのアメリカン・エキスプレスの口座を使い果たしたと訴えています。訴状では、ショーンは「1泊につき最高1万ドルを使った」と主張しています。

また訴訟では、ショーンがバンドの借金返済を妨げているとも訴えています。一時期、ジャーニーの財政は混乱し、現在進行中のスタジアム・ツアーの間、スタッフとプロダクションに支払いができなかったと言われています。

Fox Rothschild LLPのケインの弁護士は、このような「キャッシュフローに対する予期せぬ負担」は現在、「会社とジャーニーの偉大な音楽の歴史に深刻な損害の脅威をもたらしている」と主張。彼らは、バンドは忠誠心の分裂、スタッフの離反、全般的な緊張によって苦しんでいるという。

また、裁判所に提出された訴状では「申立人と被申立人の間で公然の争いが非常に多く起きている」と嘆き、この状況は今や「音楽業界全体でのバンドの評判に影響を及ぼしている」とも主張。「バンドの実際のステージ・パフォーマンスは、今のところ、ビジネスの中で唯一苦境に立たされていない」と述べています。

ケインは訴状で、この広範囲にわたる行き詰まりは、ジャーニーのツアー運営を監督するためにショーンと共同で設立したフリーダム2020を再建することでしか解決できないと主張しています。

報道によると、フリーダム2020には、ケインとショーンの2人しか取締役がいないという。今回の申し立てでは、同数票をなくすために、裁判所命令の管理人が3人目の取締役として行動することを求めています。

ショーンは、この訴状にまだ返答していません。

2022年、ケインはショーンに対して同様の訴訟を起こしました。長い法廷闘争を経て、ケインとショーンは、それぞれの妻を含んだ新しい組織体制を作ることで事態を解決したように見えましたが、今回、新たな訴訟が起きています。