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ブラック・サバス初のアメリカ公演 イギリスから持ってきた機材が「全部吹っ飛んで」パニックに 英と米では電圧が異なるのを知らなかった

2024/06/26 14:32掲載
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Black Sabbath
Black Sabbath
1970年秋に行われたブラック・サバス(Black Sabbath)初のアメリカ公演。ギーザー・バトラーに(Geezer Butler)よると、サバスがイギリスから持ってきた機材をそのまま使うと「全部吹っ飛んだ」という。イギリスとアメリカでは電圧が異なるのを彼らは知らず、「何が起こったんだ?」とパニックになったと、バトラーは米ラジオ局Q1043 New Yorkの最近のインタビューの中で当時を振り返っています。

電圧は国や地域によって異なり、アメリカの電圧は110~120V、イギリスの電圧は240Vです。なお、日本の電圧は100Vです。

サバスは1970年10月30日、ニュージャージー州グラスボロにあるグラスボロ州立大学(現在のローワン大学)に到着しました。ジェイムス・ギャング、スリー・ドッグ・ナイト、ジェスロ・タル、アリス・クーパーのオープニングを務めた若き日のサバス・メンバーたちは、イギリスから持ってきた機材をそのまま使用しました。

「ステージに上がったとき、アメリカの電圧とイギリスの電圧が違うことに気づかなかったんだ。機材をつないだら、全部吹っ飛んだ(笑)。俺たちは“何が起こったんだ? 何が起こったんだ?”となったよ。

イギリスから来たロード・マネージャーも一緒だったんだけど、彼も何が起こっているのか理解できなかったんだ」

幸いなことに、アメリカ人の何人かがこの問題を解決するのを手伝ってくれました。ギーザーはこう続けています。

「出演していた他のバンドのローディの一人がやってきて教えてくれたんだ。“電圧を変えていないんじゃないか。君は240ボルトで演奏しているけど、こっちは110ボルトのはずだよ。こっちは電圧は違うんだ”ってね。最初のライヴをやるために彼らの機材を借りることになったんだ」