クイーン(Queen)の楽曲群の権利をソニー・ミュージックが買収する方向で交渉が進められているという話。新たに米Varietyは、クイーンの楽曲群の権利は、他の多くの権利とともに、ソニー・ミュージックが10億ポンド(約2000億円)で買収手続きを進めていると報じています。Varietyは2人の情報筋にこれを確認したと伝えています。5月末には10億ドル (約1580億円)で交渉中と報じられていました。
このニュースを最初に報じたHitsのレポートによると、この契約に含まれていない唯一の収益はライヴ・パフォーマンスで、ブライアン・メイとロジャー・テイラーは、現在もアダム・ランバートとともに積極的にツアーを行っているため、その権利を保持し続けるという。
ソニーとの交渉は数年前から進められていたという。入札ではもう1社がかなり接近していたらしいですが、9億ドルで手を引いたと報じられています。
Varietyによると、契約は複雑のようです。
1991年に締結された1,000万ドルのライセンス契約を経て、2000年代のある時点でディズニーが取得した、アメリカとカナダにおけるクイーン楽曲の原盤権は、そのままディズニーに永続的に残りますが、バンドメンバーのロイヤリティの一部は、契約が成立した時点でソニーに支払われることになるという。また同様に、現在ユニバーサルと結ばれているクイーンのディストリビューション(配給/流通)契約も、数年後に期限が切れると、アメリカとカナダを除くすべての地域においてソニーに移ることになるという。
Varietyは、ソニー・ミュージック、ソニー・ミュージックパブリッシング、ディズニーのハリウッド・レコード、そしてバンドの担当者にコメントを求めましたが、回答は得られませんでした。