フランク・ザッパ(Frank Zappa)のパーカッショニストとして長年活躍した
エド・マン(Ed Mann)が死去。70歳でした。
ミュージシャン仲間でザッパのコラボレーターでもあるチャド・ワッカーマンがSNSで訃報を伝えています。以下、ワッカーマンの声明より
「安らかに眠ってくれ、我が友エド・マン。卓越した素晴らしいパーカッショニストだった。フランク・ザッパが彼に与えたどんな課題も完璧にこなしたし、彼がミスをするのを一度も聴いたことがない。11年間フランクとツアーをし、多くの偉大なアーティストとレコーディングをした。エドは創造力に富み、素晴らしい指導者でもあった。彼の死は大きな損失だ」
エド・マンは11歳で初めてドラム・セットを手にすると、すぐに地元のバンドで演奏し始めた。1972年、彼はコネチカット州の音楽大学で学び始めたが、1年後、カリフォルニア芸術大学に入学した。そこで彼の知識は、ジャズ、ワールド・ミュージック、実験的ロックなど、さまざまなスタイルに開かれていった。
マンがザッパと知り合ったのは1977年のこと。マンがカルフォルニア芸術大学で師事していたジョン・ベルガモを介して、2人は紹介された。数ヵ月後、マンはザッパのオーディションに招かれた。マンとザッパのコラボレーションは1988年まで続いた。スタジオ録音とザッパ・バンドのライヴの両方に参加し、ザッパの30枚以上のアルバムに参加した。
マンはその後も長年にわたって人気のセッション・ミュージシャンであり続け、アンディ・サマーズ、ケニー・ロギンス、ロス・ロボス、ロンドン交響楽団など、さまざまなアーティストと仕事をした。また、ハンス・ジマーをはじめハリウッドの大物作曲家の映画音楽でも演奏した。バンドリーダーおよび作曲家としても数多くの作品をリリースしている。