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初期パンテラのプロデューサー、バンドの音楽的変貌を回想 「イモムシが蝶に変身するようなものだ」

2024/05/21 11:43掲載
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PANTERA
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パンテラ(Pantera)は初期作品では評価を得られませんでしたが、音楽性を大きく変化させた1990年アルバム『Cowboys from Hell』でブレイク。その音楽的変貌をバンドの初期作品を手がけたプロデューサーが振り返り、「イモムシが蝶に変身するようなものだ。繭の中に入って、違う生き物になって出てくる」と語っています。

キールのギタリスト、マーク・フェラーリは、パンテラが1988年に発表したアルバム『Power Metal』の収録曲「Proud to Be Loud」のソングライティングとプロデュースを担当しています。フェラーリはポッドキャスト『Dr.Music』の新しいインタビューの中で、こう話しています。

「イモムシが蝶に変身するようなものだ。繭の中に入って、違う生き物になって出てくる。パンテラに何が起こったかというと、サード・アルバムの『I Am the Night』以降、徐々にヘヴィになっていった。それが(フィル・アンセルモ以前のヴォーカリスト)テリー・グレイズとの最後のアルバムで、少しヘヴィになった。

そして『Power Metal』でさらに重くなり、デフ・レパードとモトリー・クルーとドッケンを合わせたような最初の2枚のアルバムからシフトしていった。徐々にヘヴィになっていったんだ。その後、ジューダス・プリーストやメイデンに近づいた。そして『Cowboys from Hell』にたどり着くまでに、彼らは変貌を遂げていた。

彼らは自分たちの情熱に従った。彼らは自分たちに忠実であり続けた。人は自分たちらしくないものになろうとするとき、何かがおかしいと疑う。あるいは、トレンドに乗ろうとする。そうしてきたバンドがいくつもあった。パンテラは本物だったんだよ」