ザ・フー(The Who)の
ピート・タウンゼント(Pete Townshend)は、出演した米ラジオ局Q104.3 New Yorkのラジオ番組『Jim Kerr Rock & Roll Morning Show』で、「もうすぐツアーがあるのは間違いない」と語り、遅くとも2025年までにはザ・フーが再びツアーを行うだろうと語っています。
「いつになるかはわからないが(ツアーは)必ずやる。今年24年の終わりか、25年の初めかもしれないが、必ず戻ってくるつもりだ」
タウンゼントは、彼と
ロジャー・ダルトリー(Roger Daltrey)が本当にザ・フーのツアーをもう一度やりたいのかどうかについて、多少の混乱があることを認めています。
タウンゼントは今年のツアーのオファーを断ったと伝えられていますが、それはミュージカル『Tommy』のブロードウェイでの再演など、他のプロジェクトで忙しすぎたからだと語っています。
「ロジャーは今、いくつかのショーをやっている。
8月にライヴ・ネイションからファイナル・ツアーのオファーがあったが断った。でも断ったのは、彼らが“ファイナル・ツアー”と銘打つことを望んだからじゃない。『Tommy』に関わっているし、他のプロジェクトも抱えているので、今年は本当に忙しいから断ったんだ。でも、もうすぐツアーがあるのは間違いない」
タウンゼントはまた、長年にわたる不協和音の原因は、彼とダルトリーがライヴ・パフォーマンスに対して根本的に異なる関係を持っていることだとも語っています。
「ライヴ演奏に対する僕の感覚は(ロジャーとは)かなり違うし、僕が知っているほとんどの人たちともかなり違う。
あまり得るものがないんだ。それほど楽しんでいない。僕は天性のパフォーマーではないけど、アドレナリンが出た後にステージに立つ自分に目を向けると、いつもすごいことをやってのけることができている。でも、スタジオに座って曲を作ったり、音楽を書いたり、歌詞を書いたりするのと同じようには、決して満たされないんだ。
僕にとっては、パフォーマンスをしたいという意欲も、観客の前に出て評価されたいという強い望みもない。それはソングライターとして、レコーディング・アーティストとしての僕の作品に反応してくれる人々から、僕はそれを得ている。観客の前に立つのが好きな人もいるし、ロジャーはそういう人の一人。彼は生き生きとしている。...彼は最も素晴らしい方法でバンドの先頭に立っている。僕はちょっと冷めているんだよ」