ポール・ウェラー(Paul Weller)は英Mojo誌の新しいインタビューの中で、自身のキャリアを振り返り、彼は常に後ろを振り返るよりも前を向くようにしてきたと語っています。それは、
ビートルズ(The Beatles)が自分たちの信条としていた創造的な哲学だと彼は信じているという。
「ビートルズは、音楽に対する正しいアプローチの基準を示した。前に進み、実験する」
ウェラーはビートルズの解散について、今はこう考えていると話しています。
「ビートルズはいいタイミングで解散した。当時はショックだったけれど、今は解散してよかったと思っている。彼らが80年代にシンセ・ポップをやっていたことを想像してみてほしい。衝撃的だっただろうね」
ウェラーは同じインタビューの中、
ビリー・アイリッシュ(Billie Eilish)のファンだとも話しています。
「ビリー・アイリッシュは本当に素晴らしい。“What Was I Made For?”は素晴らしい曲だよ。僕の小さな娘(7歳)がレコードをかけながら歌詞を口ずさんでいるのを見るのは、僕とビートルズはそれだったから、とても素敵なことだよ。初期のインスピレーションは、一生心に残るものなんだ」
ウェラーは最新作『66』では12曲のうち9曲をノエル・ギャラガーなど他のアーティストと共作しています。共作について、ウェラーはこう話しています。
「人生の大半は、自分ひとりで書いてきた。以前はそれに対して非常に慎重で、人からアイデアを提案されても、これは僕の仕事であり、僕は変わらないとはっきり言っていた。でも、近年はこう考えている。僕はそれをやり遂げたし、自分自身を証明した。今、僕が言いたいことは、『66』で書いた曲の中にある。それ以外のことは、友人たちに聞いてみようと思ったんだ」