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ポール・マッカートニー、ビヨンセの「Blackbird」のカヴァーを称賛 「公民権に関するメッセージをさらに強めてくれた」

2024/04/05 10:52掲載
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Paul McCartney and Beyoncé
Paul McCartney and Beyoncé
ポール・マッカートニー(Paul McCartney)は、ビヨンセ(Beyoncé)ビートルズ(The Beatles)の「Blackbird」をカヴァーしたことに反応。称賛のメッセージをSNSにて発表しています。ビヨンセは先日発売した最新アルバム『Cowboy Carter』に「Blackbird」のカヴァーを収録しています。

以下、ポールの投稿より

「僕の曲“Blackbird”のビヨンセのヴァージョンにとても満足しているよ。彼女はこの曲の素晴らしいヴァージョンをやっていると思うし、そもそも僕がこの曲を書こうと思ったきっかけとなった公民権に関するメッセージをさらに強めてくれたと思う。ビヨンセは素晴らしいヴァージョンを作ってくれたと思うので、まだ聴いたことのない人はぜひチェックしてほしい。きっと気に入るはずだよ!

彼女とFaceTimeで話したんだけど、曲を書いてくれて、やらせてくれてありがとうって言われたよ。僕は彼女に、こちらこそありがとうと伝えた、彼女はこの曲の素晴らしいヴァージョンを作ってくれたと思う。60年初頭、黒人の女の子たちが学校から追い返されている映像をテレビで見たとき、僕は衝撃を受けたし、今の時代でもこのようなことが起こっている場所があるなんて信じられない。僕の曲とビヨンセの素晴らしいヴァージョンが人種間の緊張を和らげることができれば、それは素晴らしいことであり、とても誇りに思うよ」

ポールは1968年、アメリカの人種差別撤廃運動の先頭に立った黒人学生グループ、リトル・ロック・ナインにインスパイアされて「Blackbird」を書きました。この曲は後にビートルズの『ホワイト・アルバム』に収録されました。

リトル・ロック・ナインのメンバーであるMelba Pattillo Bealsは、ビヨンセのヴァージョンが公民権に再び焦点を当てるきっかけになることを望んでいると米ラジオ局NPRに語っています。「人々は長い間、この曲の意味を無視してきました。でも、クイーンBが話せば、人々は耳を傾けるでしょう。そして、人々が耳を傾けるとき、違いについての思いやりに心を開くかもしれません」