日本公演を含む
ビートルズ(The Beatles)の1966年ツアー時に録音された、これまで公開されたことのない
リンゴ・スター(Ringo Starr)の個人録音テープ3本がオークションに出品され、1万ポンド(約190万円)で落札されました。
武道館公演の録音や日本公演についての会話なども含むもので、オークション会社のOmega Auctionsは抜粋音源をYouTubeで公開しています。
以下、Omega Auctionsの説明より
「フィリップスC-90カセットテープ2本とフィリップスC-60カセットテープ1本の計3本。
2本には“INDIA”と“MAHARESHI”の手書きラベル(おそらリンゴ・スターが書いたもの)、3本目には“MANILLA (sic) INDIA”の手書きラベルのシールが貼られています。
3本とも、おそらくリンゴ・スターが個人用テープレコーダーで録音したものと思われます(テープレコーダーらしきものを携えてツアーから戻ったリンゴの画像は
こちら)。1966年を(ほぼ) 通じて様々な出来事が記録されました。すべての録音が未発表である可能性が非常に高いです。テープ全体で約248分の録音。
ある箇所でリンゴはこのテープを“ドイツと日本の旅のトーキング・レコード”と表現しています。
ビートルズ、ブライアン・エプスタイン、その他当時の側近たちとの何時間にも及ぶ率直な会話が収められた3本のテープの中から、“ハイライト”の一部を紹介します:
- ブライアン・エプスタインは、日本から出国する際に税金や輸出入手数料を払わずに済む方法について話しています。
- リンゴがツアーについての感想を録音したユーモラスなインタールードの数々。
- バンドが日本ツアーのセットリストについて話し合っています。
- 武道館公演の録音(“If I Needed Someone”と“Day Tripper”の一部)。おそらくステージかステージの近くで録音されたもので、日本にいる間にバンドが録音を聴いた可能性が高いです。また、ジョンがブライアン・エプスタインにライヴの感想を聞いています。
- マニラでの録音。ホテルについて感想は“かなりしょぼい”。
- 1966年7月、インド滞在中に録音された膨大な録音。インドの楽器を使って実験しているグループを含む。
- マハリシ・マヘーシュ・ヨーギーの膨大な録音。おそらく66年より後に録音されたもので、約38分相当。
- リンゴのソロとピアノによる“Don't Pass Me By”の録音。歌詞が完全ではない初期ヴァージョン。
- リンゴがピアノで未発表と思われる2曲のデモを演奏している録音。一つは“チューリップが育つのを見たことがあるか”というリフレインで、もう一つは“I Bought A Picasso”と思われます。
出所:業者がビートルズの記念品コレクションの一部として購入。元の所有者は1960年代にリンゴ・スターの知人であったと言われています。録音のコピーを収録したCD付き」
■オークション・ページ
https://bid.omegaauctions.co.uk/