Dimebag Darrell, Eddie Van Halen, Vinnie Paul
エディ・ヴァン・ヘイレン(Eddie Van Halen)は、
パンテラ(Pantera)の
ダイムバッグ・ダレル(Dimebag Darrell)の悲劇的な死から数日後に行われた葬儀でダイムバッグに特別なトリビュートを行いました。ダイムバッグが大好きだった『Van Halen II』のギターをエディはダイムバッグに捧げ、一緒に棺に入れたという。その場にいた
アンスラックス(Anthrax)のドラマー、
チャーリー・ベナンテ(Charlie Benante)は、ポッドキャスト『Vinyl Guide』で、この感動の瞬間について振り返っています。
チャーリーはダイムバッグの葬儀に参列した1人で、エディが近づいてきたとき、彼はパンテラのメンバーと一緒に座っていました。
「俺たちはファミリー・ルームにいた。俺はヴィニー(ポール)と一緒に座っていて、レックス(ブラウン)もちょうどそこに着いて、俺の隣に座った。
(そのとき)エディがギターを持っているのに気づいた。(エディは)すぐに俺らのところに来て、しゃがみ込んでギターを床に置いて俺らに話しかけたんだ。ギターケースにはテープが貼ってあった。それはずっとそこにあった。そこにはVH2と書いてあった」
ダイムバッグはエディに大きな影響を受け、そのファンであることを誇りに思っていました。彼は亡くなる少し前にエディと友人になったばかりでしたが、2人は親密な絆を共有していました。ダイムバッグが殺害された後、エディは亡くなった仲間を称えようと決心しました。
「ダレルが一番好きだったヴァン・ヘイレンのギターは『Van Halen II』で使ったバンブルビーだった。(エディは)ギター(ケース)を開いて、“君の弟のために持ってきたんだ”と言ったんだ。それは『Van Halen II』のギターだった。
俺たちは別の部屋に行き、彼はギターをダレルと一緒に棺に入れた。俺たちはみんな感情を抑えられなくなった。今も、そのことを思い出すと、胸がいっぱいになる。それがエディ・ヴァン・ヘイレンとの最初の出会いだった。とても現実離れした瞬間だったよ。目の前で見たものは、まるで夢のようだった。とても感動的な瞬間で、俺は決して忘れることはないだろう」