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ポール・マッカートニーは11年前、ビートルズの歌詞に言及してロシアのプーチン大統領にグリーンピース活動家の釈放を求めたことが明らかに

2024/03/15 21:07掲載
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Paul McCartney
Paul McCartney
11年前の2013年、ポール・マッカートニー(Paul McCartney)は、ロシアのプーチン大統領に手紙を書き、北極海の石油採掘に抗議してロシア当局に当時拘束されていた国際環境保護団体グリーンピースの活動家たちを釈放するように求めたことが明らかにされています。手紙の中でポールはビートルズ(The Beatles)の歌詞に言及したという。このエピソードは英BBCの新しいドキュメンタリー『On Thin Ice: Putin V Greenpeace』で放送されることが発表されています。

グリーンピースの活動家たちは2013年、ロシア政府系天然ガス大手ガスプロムの海上基地に船で接近し、施設によじ登ろうとしたところをロシア当局に拘束されました。

海賊行為で起訴された活動家たちを釈放するキャンペーンの一環として、ポールはプーチン大統領に手紙を書きました。手紙の内容はこうでした。

「45年前、僕は『ホワイト・アルバム』のためにロシアについての曲を書きました。イギリス人が自分の国のことを悪く言うのが流行っていなかったころの話です。

その曲には、僕のお気に入りのビートルズの歌詞がありました。“Been away so long I hardly knew the place, gee it’s good to be back home(長い間離れていたから、知らない場所ばかりだ、いやぁ、故郷に戻れてよかった)”

グリーンピースの囚人たちにそれを叶えてもらえないでしょうか?」

その後、グリーンピースの活動家たちは拘束から3カ月後に釈放され、全員に対する起訴がプーチン大統領の恩赦によって取り下げらました。

『On Thin Ice: Putin V Greenpeace』は6部構成のシリーズで、抗議行動中とその後の未公開映像やインタビュー、再現映像も放送される予定です。