Brian Wilson / Gettin' in Over My Head
ビートルズ(The Beatles)『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』のアルバム・カヴァーを手がけた、ポップ・アートのパイオニア、
ピーター・ブレイク(Peter Blake)。これまでに手がけたアルバム・カヴァーの中で一番思い入れがあるのは、この作品ではないという。英ガーディアン紙のインタビューの中で話しています。
Q:1967年にビートルズの『Sgt. Pepper』のアルバム・カヴァーを制作したことは、あなたにとってどのような役割を果たしたのでしょうか?
「いつも言っていることだけど、ありがたいようなありがたくないようなことだった。その時点で私はかなり認められていた。それが私を作ったわけじゃない。私は20枚くらいのアルバムカヴァーを手がけたが、私の中ではそのうちの1枚に過ぎない。一番思い入れがあるのは、ビーチ・ボーイズのブライアン・ウィルソンの『Gettin' in Over My Head』だね」
Q:数十年を振り返ってみて、特に印象に残っている作品はありますか?
「すべての作品を並べてみると、強い部分と弱い部分があるだろう。“ああ、スウィンギング60sは最高だった、私の最高の十年間だった”とは言わない。そうではない。私はスウィンガーではなかった。ドラッグもまったくやらなかった。私にとっての1950年代は、国民奉仕とロイヤル・カレッジだった。それからポップ・アートになった初期の絵、1970年代にはサマセットに住んで、絵は牧歌的なものになった。そして1980年代にロンドンに戻ってきた。それぞれの年代にはそれぞれの特徴がある。ある時代にノスタルジーを感じることはない」
Q:今でも毎日仕事をしているのですか?
「働けるときはずっと働いています。この2年間は病気で働けないことが多かったが、今はスタジオではなく家で仕事をしているのだが、ほとんどの日は5、6時間働いています」
Q:創作活動を続ける原動力は何ですか?
「創作することが好きなんだ。ある意味、私のキャリアは完結している。達成したかったこともいくつか達成できた。ナイトの称号を得られたのはとても嬉しかった。私はずっと偉大な王党派だった。今は、一つの作品を完成させてから、次は何をしようかと考えています」