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プリンスが20年前にロックの殿堂式典で披露した「While My Guitar Gently Weeps」の名ギターソロ ジョージ・ハリスンの息子が回想

2024/03/07 20:17掲載
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Prince Gently Weeping from Rock Hall 2004: NEW DIRECTOR'S CUT!
Prince Gently Weeping from Rock Hall 2004: NEW DIRECTOR'S CUT!
プリンス(Prince)が2004年の<ロックの殿堂>式典で披露した、ビートルズ(The Beatles)「While My Guitar Gently Weeps」のギターソロ。20年経った今でも称賛されるこの素晴らしいパフォーマンスについて、ジョージ・ハリスン(George Harrison)の息子ダニー・ハリスン(ダーニ/Dhani Harrison)が、Live4ever Mediaのインタビューの中で振り返っています。

2004年の<ロックの殿堂>式典では、ジョージ・ハリスンに敬意を表し、プリンス、トム・ペティ、ジェフ・リン、スティーヴ・ウィンウッド、ダニーらが「While My Guitar Gently Weeps」のパフォーマンスを披露しています。この曲には2つのソロがあり、最初のソロはジェフ・リン・バンドのマーク・マンが、次のソロはプリンスが演奏しています。

「本当に20年経ったの?なんてこった。あれは最も現実離れした出来事のひとつだったし、今でもそうだ。

当時はあまり気にしていなかったけど、今となってはそういうことのひとつだね。プリンスはインターネットに公開されることを嫌がっていたし、彼が亡くなった後、彼ら(プリンスのエステート)はインターネットから彼のものをすべて削除しようとしていた。

彼が亡くなった後、彼が所有していない唯一のものがあの映像だった。だから、あのビデオは何億回も再生されているんだよ。

あの日何が起こったのか、本当に決定的なミニ映画が必要だ。あまりにも多くのことがあった...ステージにいる人たちを今見てみると、ジム・キャパルディはもういない。彼は僕の大切な友人の一人だった。トム・ペティももういない。彼は僕の親友のひとりだった。だから、それを見ると、とてもほろ苦い気持ちになるんだよ。

(ジョージ・ハリスン追悼コンサートの)『コンサート・フォー・ジョージ』と同じだよ。マイケル・ケイメンがオーケストラを指揮し、ゲイリー・ブルッカーがオルガンを弾いていた。彼らはもうここにはいない、今は、まったく新しい人生を歩んでいる。

プリンスは言うまでもないよ! 面白いことに、あの夜のことについての僕の見方は絶えず変化している。たぶん、あの夜のことは、みんなに一番聞かれていることだと思う。あのビデオで僕が笑っているのが見えたら、それはこれから起こることがわかっていた緊張した笑いだったんだ。トムとジェフは何が起こるか知らなかったと思うけど、僕は知っていたんだよ!

(トラヴェリング)ウィルベリーズ(のメンバーだったトムとジェフ)とプリンスの間の緊張感......彼らは必ずしもうまくいっていなかった。彼らは緩衝地帯として僕を真ん中に置いたんだけど、その緊張感がロックの殿堂史上最高の瞬間を作り出したんだ。そのど真ん中に立っていて、何が起ころうとしているのか知っている唯一の人間だったなんて、気が狂いそうだったよ」