ケイト・ブッシュ(Kate Bush)が<レコード・ストア・デイ>の英国のアンバサダーを務めることが発表されています。ケイトはアンバサダー就任を「光栄」と語り、長文のメッセージを発表しています。
「今年のレコード・ストア・デイのアンバサダーを頼まれたことはとても光栄です。本当に名誉なことです。
レコードの復活が音楽業界を驚かせたのは素晴らしいことだと思いませんか?
音楽業界はレコードをずっと昔に置き去りにすると決めていたけれど、みんながそう思っているわけではないようね! 私はそれが大好きです!
観客が流れを変えるのを見て、同じように興奮しているアーティストがたくさんいることを知っています」
ケイトはアンバサダーとして、このイベントのプロモーションを手伝います。
またケイトは1993年のアルバム『Red Shoes』に収録されている「Eat The Music」の限定10インチ・レコードを当日リリースします。ピクチャーディスクで、もともとシングルのジャケットに使われる予定だったものを今回、UVプリントしています。
ケイトは声明で「タイトルの“Eat the Music”は、シェイクスピアの『十二夜』に出てくる "If music be the food of love, play on(音楽が愛の糧であるならば、奏でよう)”という遊び心を込めたものです」と説明しています。
ケイトは、レコードの魅力についても話しています。
「Kindleで本を読むのが好きな人がいる一方で、物理的なものとしての本を持ちたいと思う人がいるのと同じように、多くの人はレコードとストリーミングが好きです。どちらも異なる魅力を持っています。
レコードの利点は、人々がアルバムを聴くようになることです。レコードという芸術形態は、独特な方法として大切にされるものだと私はいつも思っています。
レコードのアルバムは美しいもので、その大きなアートワークによって強いアイデンティティを与えられています。アーティストやその作品とのより個人的なつながりが生まれます」
ケイトは最後に、彼女の音楽ファン、そしてレコード・ストア・デイそのものへのメッセージを述べています。
「レコード・ストア・デイは年々注目を集め、勢いを増し、何が起こっているのかを見ようと世界中のインディー・レコード店に押し寄せる人々を引きつけています。みなさん、お変わりありませんか。
今年も、このとても重要なイベントで素晴らしい時間を過ごし、あなたのために特別にリリースされた音楽を祝福してほしいです。
よろしくね、ケイト」
2024年のレコード・ストア・デイは4月20日に開催されます。