HOME > ニュース >

レッド・ツェッペリンがアトランティック・レコードと交わした初期の契約書発見 ペイジが望めば他のメンバーをいつでも交代させることができる契約だった

2024/02/02 11:03掲載
メールで知らせる   このエントリーをはてなブックマークに追加  
Led Zeppelin
Led Zeppelin
レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)が1968年にアトランティック・レコードと交わした契約書の原本を、レッド・ツェッペリンの著名なファンサイトLedZepNewsが入手。この契約書によると、バンドのリーダーであるジミー・ペイジ(Jimmy Page)がいつでも他のメンバーを交代させることが許されていたようです。

LedZepNewsはこの契約書の全文を、アメリカの裁判所提出書類から入手したと伝えています。1968年から1980年代までレッド・ツェッペリンの代理人を務めたスティーブ・ワイスの代理人弁護士が2005年にフロリダ州の裁判所に提出した書類のひとつです。

この契約書は、1968年11月11日にジミー・ペイジとアトランティック・レコードの創設者で社長のアーメット・アーティガンが署名したもので、ロバート・プラント、ジョン・ボーナム、ジョン・ポール・ジョーンズはサインしていません。この契約書の最終ページのみが以前にレッド・ツェッペリンの公式ウェブサイトで公開されていました。

アトランティックとペイジの会社であるSuperhype Tapes Limitedの間で合意されたこの契約書には、ペイジの会社は「レッド・ツェッペリンの現在のメンバーの代わりに他の人物と契約できること」、そして、「いかなる場合においても、ジェイムス・ペイジはレッド・ツェッペリンのメンバーであり、リーダーであること」が明記されています。契約書にはさらに「契約を打ち切られた個人または人物は、いかなる商業的または芸術的活動においてもレッド・ツェッペリンの名前を使用してはならない」とも書かれています。

この契約書には、レッド・ツェッペリンがアメリカ、カナダ、イギリスでのレコード売上に対して7.33%のロイヤリティを受け取り、その他の国では5.5%のロイヤリティを受け取るとも書かれています。

レッド・ツェッペリンの1968年の契約は3年契約であり、広く報道されているような5年契約ではなかったようです。2005年に提出された法的書類には、1969年12月4日にレッド・ツェッペリンとアトランティック・レコードとの契約が2年延長されたことを示す書類も含まれています。