George Harrison, Stuart Sutcliffe, John Lennon; Hamburgo, 1960. Photograph by Astrid Kirchherr / Courtesy Ginzburg Fine Arts
「5人目のビートルズ」と呼ばれる人物のひとり、
ジョン・レノン(John Lennon)の友人で、
ビートルズ(The Beatles)の初期メンバーだった
スチュアート・サトクリフ(Stuart Sutcliffe)。彼が遺した絵画、詩、写真、エッセイなどのコレクション全体が売りに出されています。中には彼がジョン・レノンについて書いた未完の小説も含まれています。
サトクリフトは、リヴァプール・カレッジ・オブ・アートの学生時代にジョン・レノンと出会い、意気投合。もともと楽器は弾けませんでしたが、ジョンらに勧められてベースを購入、バンドに加入しました。サトクリフは、ビートルズの一員としてドイツのハンブルクへ行った際、写真家のアストリッド・キルヒャーと出会い、恋に落ちる。後に彼はアートに専念するためにバンドを辞める。ハンブルク芸術大学で学び、画家としての創作活動に専念し始めるものの、1962年4月に脳出血のため21歳の若さで亡くなりました。
サイトobserverやartnetによると、サトクリフのエステートは、サトクリフの美術品と工芸品のコレクション一式の買い手を探しています。
具体的には「この包括的なアーカイブは400点以上のアート作品で構成されており、そのうちのいくつかは有名なギャラリーや美術館で過去に展示されたものです。アート作品を補完するものとして、手紙、詩、エッセイ、ジョン・レノンに関する未完成の小説など、200点の文書が含まれています。イギリスとドイツでバンドが形成された日々を記録した37枚のオリジナル写真もあり、魅惑的な視覚的物語を織りなしています。これらの宝物の中には、サトクリフ、レノン、そして彼らの側近の間で交わされた感動的な手紙があり、彼らの関係の深さ、そして彼らの象徴的な芸術の旅に火をつけた熱烈な創造性を明らかにしている」と紹介されています。
サトクリフの家族からサトクリフの遺産管理を任されているダイアン・ヴィターレは、コレクションが売りに出されていることを公表して以来、多くの問い合わせを受けていると話しています。