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【ラモーンズ】ジョニー・ラモーンの妻、ジョーイ・ラモーンの伝記映画をめぐり提訴 「未承認・無許可の伝記映画だ」

2024/01/26 18:28掲載
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Pete Davidson and Joey Ramone
Pete Davidson and Joey Ramone
Netflixでの配信を予定している、ラモーンズ(Ramones)ジョーイ・ラモーン(Joey Ramone)の伝記映画『I Slept With Joey Ramone』。米ビルボード誌によると、ジョニー・ラモーン(Johnny Ramone)の妻リンダ・ラモーンはこの映画を「ラモーンズを題材にした未承認・無許可の伝記映画である」と主張して、公開を阻止するために訴訟を起こしています。

この伝記映画は、ジョーイの弟であるミッキー・リーの回想録『I Slept With Joey Ramone』(2009年)に基づいています。最終的に『ビッグ・タイム・アドレセンス』『Pete Davidson: Alive from New York』でピート・デヴィッドソンと仕事をしたジェイソン・オーリーが監督を務めることになり、ジョーイ役を『サタデー・ナイト・ライブ』のスターであるコメディアン/俳優のピート・デヴィッドソンが務めることが発表されています。この映画は以前に、ジョーイ・ラモーン・エステートが協力と支援していると報じられています。

ジョニーの妻リンダは1月21日にマンハッタンの裁判所に提出した訴状の中で、ミッキー・リーが「ラモーンズの歴史を一方的に語ったもの」に基づいて、「ラモーンズを題材にした未承認・無許可の伝記映画を密かに制作された」と主張しています。

またリンダは、ジョーイとジョニーのそれぞれエステートは、ラモーンズの知的財産の所有権を折半しているため、リンダの許可なしに映画を進めることはできないとも言っています。

弁護士は「(リンダ)ラモーンさんは、被告が彼女の関与なしにラモーンズの映画を作ろうとしていることに異議を唱えています。意固地になっているわけではなく、被告が(ラモーンズの)資産を軽視していること、ラモーンさんと亡き夫に対する彼らの行為や扱いに基づいているのです。ラモーンズの権威ある物語を被告たちだけに語らせることは、バンドとそのレガシーに対する不公正である」と書いています。

彼女の訴えはまた、ミッキー・リーと、ラモーンズの持ち株会社の取締役であるデヴィッド・フレイが「会社全体を事実上閉鎖」し、彼女からの支払いを差し止めたとも主張しています。

弁護士は「被告たちの継続的な行動から明らかなように、彼らの主な目的は、彼女が自分の権益を売却することに同意するまでラモーンさんを苦しめることなのです。残念なことに、被告は自分たちの私利私欲のために、バンドのレガシーを衰退させることを望んでいるようです」とも書いています。