ザ・フーのロジャー・ダルトリー、24年間務めたティーンエイジ・キャンサー・トラスト・コンサートのキュレーターを退任

ザ・フー（The Who）のロジャー・ダルトリー（Roger Daltrey）は、英国の若年性癌患者のための慈善団体「ティーンエイジ・キャンサー・トラスト（Teenage Cancer Trust）」を支援するために毎年行っていたベネフィット・コンサートのキュレーターを2024年のコンサートをもって退任すると発表しています。

このコンサートは2000年から英ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで毎年開催（2020年と2021年はパンデミックによって中止）され、これまでに3,200万ポンド（約60億円）以上の寄付金を集めてきました。ロジャーはキュレーターを24年間務めました。

2024年版は3月18日～24日に行われる予定で、ザ・フー with フルオーケストラ、ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズ、ポール・ウェラー、パール・ジャムのエディ・ヴェダー、ロバート・プラント、ケミカル・ブラザーズ、スクイーズ、ステレオフォニックスのケリー・ジョーンズ、ヤング・ファーザーズらが出演します。

トラストのチーフ・エグゼクティブ、ケイト・コリンズは英BBCにこう語っています。

「シンプルに言えば、ロジャーとこれらのショーがなければ、私たちは今のような慈善団体にはなれなかったでしょう。それ以上に重要なのは、英国の何千人もの若いがん患者が、緊急に必要とする専門的なサポートやケアを受けることができなかったということです」