メタリカ(Metallica)の
カーク・ハメット(Kirk Hammett)によると、
UFOのギタリストだった故
ポール・チャップマン(Paul Chapman)が、メタリカの1stアルバム『Kill 'Em All』に間接的に影響を与えたという。ポッドキャスト『Metal Mayhem ROC』の最近のインタビューの中で話しています。
この番組にはハメットが出演する2ヶ月前にチャップマンの娘であるブリタニーが出演しており、ハメットが何年も前に父親に会ったときのことを語っていました。チャップマンについてのエピソードを聞かせてほしいと促されたハメットは、こう振り返っています。
「マイケル・シェンカーがいるUFOを見たことがないんだ。俺の一番好きなバンドであるUFOを初めて観たのはポール・チャップマンがいるときだった。そのライヴは少し懐疑的で行ったんだけど、ポールがステージで演奏しているのを見て、度肝を抜かれたよ。マイケル・シェンカーと比較するのはフェアじゃない。彼らは全く別の世界のプレイヤーだ!完全に違うプレイヤーなんだ。
俺は彼がUFOでやったことすべてに夢中になっていたけど、彼に会う機会はなかった。UFOの他のメンバーやマイケルには会ったことがあったけど、なぜかポール・チャップマンにはフロリダに行くまで会う機会がなかった。UFOのサウンドやアルバムの形成に大きく貢献した人たちみんなに会えたことで、ようやく締めくくりを迎えたような気がして、とても興奮したんだ。
彼に会ったときはとても興奮したよ。彼の曲はたくさん弾けるし、ポール・チャップマンのギターのフレーズもたくさん弾けるからね。マイケル・シェンカーのフレーズだけじゃなくて、ポール・チャップマンのフレーズもたくさん弾けるよ。俺がこのことを口にしたのはこれが初めてだと思う。(特に)『Kill 'Em All』ではそうだ。『Kill 'Em All』の至るところにポール・チャップマンのフレーズが使われているんだよ。
フロリダで彼と一緒にいたとき、俺が“最近は何をやっているんだい?”と聞いたら、彼は“ああ、そうだね。地元のバンドで演奏したり、ギター教室を開いたりしているんだ”と言っていた。一瞬、“彼にギターを教えてもらおうかな”と思ったよ(笑)。俺は世界一の(UFO)ファンなんだ」