Kirk Hammett - Factory Black 1959 Gibson Les Paul Standard
メタリカ(Metallica)の
カーク・ハメット(Kirk Hammett)は以前、どうしても欲しいギブソンのヴィンテージ・ギターを入手するため、そのギターと30本のギターを交換するという約束を交わしたものの、結局、騙されて30本のギターが盗まれてしまったことがあったという。その後もそのヴィンテージ・ギターを諦めきれずにいたところ、コレクター仲間の
ジョー・ボナマッサ(Joe Bonamassa)のおかげで入手できたという。入手するまでに10年以上かかったこのヴィンテージ・ギターのストーリーを、カークがTotal Guitarの新しいインタビューの中で語っています。
カークは今年3月、現存するレスポールの中で最もレアな1本、ファクトリー・ブラックの1959年製ギブソン・レスポール・スタンダードを手に入れました。
カークはインタビューの中で、この楽器を手に入れるまでに10年以上かかったこと、そして最終的に入手できたのは友人でありヴィンテージ・ギターのエキスパートとして知られるジョー・ボナマッサのおかげであることを明らかにし、そして、このギターを手に入れようとする過程であった悲しい出来事についても語っています。
「一度手に入れようとして、騙されたんだ。そのギターと30本のギターを交換するという取引をしようとしたんだけど、結局30本盗まれてしまったんだよ」
その盗難については詳しくは語っていませんが、カークはこう付け加えています。
「ずっと目を光らせていた。そして1年半ほど前、ジョー・ボナマッサからメールが来て、“君があの黒いレスポールを気に入っているのは知っているよ。今、Carter Vintageにあるんだ。大至急電話してくれ!”と書いてあった。
その日の朝、まずは店に電話して、そのあとジョーに電話したんだ。“ジョー、知らせてくれて本当にありがとう。その上、買わないでくれてありがとう!”とね」