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マイク・ポートノイ ドリーム・シアター復帰を語る 経緯/新アルバム/ライヴでマンジーニ時代の曲を演奏する?/他プロジェクトの今後

2023/11/25 20:56掲載
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Mike Portnoy (Photo: Robert Smith)
Mike Portnoy (Photo: Robert Smith)
ドリーム・シアター(Dream Theater)に復帰したマイク・ポートノイ(Mike Portnoy)。ロサンゼルスで先日開催されたRock 'N' Roll Fantasy CampのQ&Aセッションにて、ドリーム・シアターへの復帰について語っています。復帰の経緯、新アルバム、ライヴでマイク・マンジーニ時代の曲を演奏するのか、ワイナリー・ドッグスなど他のプロジェクトの今後についてなど。

復帰の経緯を尋ねられたポートノイはこう話しています。

「もう13年になるね。時が経つのは早いものだ。数年前、パンデミックの時にジョン・ペトルーシと再会した。ロックダウンとなり、俺のバンドがすべてツアーできなくなり、ドリーム・シアターもツアーできなくなったとき、ジョン・ペトルーシがソロアルバムを作っていて、そのアルバムに参加しないかと誘われたんだ。そこから、もう1枚、LTE(リキッド・テンション・エクスペリメント)のアルバムを作ろうということになり、ジョーダン・ルーデスと一緒に作った。その直後に、ジョンから一緒にツアーに行かないかと誘われたんだよ。だから、ここ数年で俺たちはつながりを取り戻したような感じなんだ。

俺たちには長い歴史があり、もう40年近くになる。家族も一緒に育ったし、妻も一緒にバンドをやっていたし、子供たちも一緒に育った。だから、正直なところ、適切な時期に適切なことをしたんだよ......(俺たちの子供たちは)バスの一番上の寝台でお互いに向かい合って一緒に育った。俺の娘とジョンの娘は、ここ4、5年ニューヨークで一緒に暮らしている。音楽だけでなく、たくさんの家族の歴史があるので、今がその時だと感じたんだ」

ドリーム・シアターの次のスタジオ・アルバムが1999年のコンセプト・アルバム『Metropolis Pt. 2: Scenes From A Memory』に続くものになる可能性はあるかと聞かれ、ポートノイはこう答えています

「まだその話はしていないけど、それは明らかなことだろうね。でも、たぶん、当たり前のことだから、やらないだろう。でも、わからないよ......やったら間違いなく楽しいだろうけど......わからない。ゼロから始めて、またつながって、スタジオに入って一緒にライヴをするんだ。俺たちは人生の違う段階にいる。13年前にバンドを脱退したときは、みんな40代だったけど、今は50代、60代だ。この新しい世界で俺たちがどのように存在するのか、興味深いよ。みんなと一緒に、また一緒に音楽を作るのが楽しみなんだ」

ドリーム・シアターへの復帰が、バンドの今後のセットリストにマイク・マンジーニ時代の曲がどれだけ含まれるかに影響するかと聞かれ、ポートノイはこう答えています。

「それを言うのは早すぎる。13年前にバンドを脱退した時、セットリストなどを書いていたのは俺だった。今後どうなるかはまだ話し合っていない。もちろん、俺はそれを受け入れるつもりだし、彼らがそうしたいのなら、きっとそうするだろう。でも、間違いなく違うものになるだろうね。

脱退する数年前は、俺がいろいろなことを仕切っていたと思うけど、今、彼らは集団的なバンドとして活動することに慣れてきているから、俺は自分の居場所を見つけなければならないし、誰のつま先も踏まないようにしなければならないから、今は全く違うと思う。彼らが俺抜きで今までやってきたことを尊重しなければならない。だから、彼らが何をしようと、俺はそれに応じるよ。演奏できる俺らの昔の音楽はたくさんある。個人的には、そのすべてを再訪するのが楽しみだけど、もし彼らが新しい曲もやりたければ、俺は何でも構わないよ」

ポートノイは、ワイナリー・ドッグスやサンズ・オブ・アポロなど、彼の他のプロジェクトの状況や、ドリーム・シアターへの復帰によってそれらがどのような影響を受けるかについても質問されて、こう答えています。

「ドリーム・シアターへの復帰が決まる前は、7バンドか8バンドか(に関わっていた)、そんな感じだったと思う。もちろん全部はできない、今はドリーム・シアターに戻り、それに集中している。だから、存続するバンドとそうでないバンドがあるような気がする。ワイナリー・ドッグスは存続する可能性が高いと思う。まだ続いている。火曜日から数週間、ワイナリー・ドッグスとして日本に行くんだ。そして、先週のヨーロッパでの最後のライヴはBlu-ray用をに撮影したばかりだから、それがリリースされる予定だよ。

他にも予定がある。(2024年)1月にはアナハイムでメタル・アリージェンスのライヴがあるし、スティーヴ・モーズとデイヴ・ラルーとのバンド、フライング・カラーズのライヴもある。2024年の3月に(フェス)<Cruise To The Edge>でプレイする予定だ。まだ他のバンドとの約束や予定が残っている。でも、それらの義務がすべて片付いたら、少なくともしばらくの間はドリーム・シアターに集中すると思うよ」