ロニー・ウッド(Ronnie Wood)は1975年に
ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)に加入しましたが、もっと早くストーンズの一員になっていた可能性があるという。
フェイセズ(Faces)時代のバンドメイトである
ロニー・レーン(Ronnie Lane)の伝記『Anymore for Anyone: The Ronnie Lane Story』の著者キャロライン・スタフォードによると、ストーンズは
ブライアン・ジョーンズ(Brian Jones)の後任にロニー・ウッドを望んでいたようですが、ロニー・レーンが勝手に断っていたという。ポッドキャスト『Booked on Rock』の新しいインタビューの中で逸話を語っています。
時期はロニー・ウッドがジェフ・ベック・グループを離脱した直後で、すでにフェイセズでリハーサルやレコーディングをしていた1969年頃に起こったされる出来事について話しています。
「みんなで一緒に演奏していたとき、ミック(ジャガー)がスタジオに電話をかけてきて---あるいは彼が誰かに電話させて---“ロニーと話がしたいんだけど”と言ってきたんだ。ブライアン・ジョーンズが亡くなって、ストーンズはその後任を探していたからね。彼らは違うロニーに会わせることにした。それでミックはロニー・レーンと話すことになったんだよ」
ロニー・ウッドの代わりにロニー・レーンが電話に出て応対することなりました。
「ミックの代理人が“ローリング・ストーンズはロニー・ウッドの参加を望んでいます”と言うと、ロニーは、感謝の気持ちを伝えつつ、“いや、ロニーは僕らと一緒に演奏することに満足している。彼はローリング・ストーンズとは関わりたくないんだ”と言って、ロニー・ウッドがローリング・ストーンズに参加することを断ったんだよ」
ロニー・ウッドは断ったという話を当時知らなかったという。スタッフォードはロニー・ウッドが断ったことを知った時期について「どうやら何年も経っていたようだ。彼は、すぐにでも行っただろうと言っていたそうだよ」と話しています。