HOME > ニュース >

ビートルズ最後の新曲のMVを監督したピーター・ジャクソン さらなる新曲が生まれる可能性はあると語る

2023/11/06 17:43掲載
メールで知らせる   このエントリーをはてなブックマークに追加  
The Beatles - Now And Then [Music Video]
The Beatles - Now And Then [Music Video]
ビートルズ(The Beatles)最後の新曲「Now And Then」のミュージックビデオを監督したピーター・ジャクソン。ジャクソンはこの曲が“最後”ではなく、さらなる新曲が生まれる可能性はあると、英サンデー・タイムズ紙のインタビューの中で語っています。

ジャクソンが監督を務めたドキュメンタリー『ザ・ビートルズ:Get Back』では、開発されたテクノロジーを使って、モノラル・サウンドトラックをデミックスし、楽器とヴォーカル、そしてザ・ビートルズの会話の中の個々の声を分離することに成功しました。

このテクノロジーは「Now And Then」でも使われ、ジョン・レノンのオリジナル・ホーム・レコーディングをデミックスし、ピアノの音と、ジョンのヴォーカル・パフォーマンスを分離することに成功しました。

ジャクソンは、同紙に対して、『Get Back』のために用意された映像の中には、ビートルズがスタジオで音楽のアイデアを試しているものがあるので、バンドからさらなる新曲が生まれる可能性は十分にあると語っています。

「『Get Back』から、ジョンとジョージのパフォーマンスを分離させ、それにポールとリンゴにコーラスやハーモニーを加えてもらうことができる。まともな曲に仕上がるかもしれないけど、それについてポールと話をしたことはないよ。マニア的な話だけど、確かに可能性はある」

ジャクソンはまた、「Now and Then」についての考えも同紙に語っています。

「“I Am the Walrus”や“Penny Lane”のような名曲ではない。シンプルだけど、心を揺さぶるものがあるんだ。なぜビートルズが好きなのかと聞かれたら、僕はただ、ビートルズは僕を幸せにしてくれると答えている。世界がこんな状態になっている今だからこそ、ビートルズの再登場が必要なんだ。まるで空飛ぶ円盤が着陸し、彼らが降りてきて、僕たちを元気づけるために最後の曲を提供してくれているかのようにね」

以下は「Now And Then」のミュージックビデオ