ロバート・プラント(Robert Plant) は先日のチャリティー・コンサートで、16年ぶりに
レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin) 「Stairway To Heaven」を演奏しました。プラントが演奏したがらないことで有名な曲ですが、今回、多額の寄付をした人物の意向で演奏することになったという。当日の舞台裏を、このコンサートでバックを務めたギタリストのケンウィン・ハウスがLed Zeppelin Newsのインタビューの中で語っています。
プラントが「Stairway To Heaven」を公の場で演奏したのは、2007年12月10日のレッド・ツェッペリン再結成公演以来です。
このコンサートは
デュラン・デュラン(Duran Duran) の元メンバーで、前立腺がんと闘っていることを公表している
アンディ・テイラー(Andy Taylor) が企画したもので、がん患者を支援している団体The Cancer Awareness Trustを支援するイベントの一環として10月21日に行われました。
元リーフで現ゴールドレイ(Goldray)のギタリストであるケンウィン・ハウスは、アンディ・テイラーがイベントの1週間前に手を負傷したため、急遽バンドに参加することになりました。
ハウスは覚えなければならない曲の多さに緊張していたそうで、バンドと一緒にリハーサル・スタジオに入って初めて、プラントのステージで「Stairway To Heaven」を演奏すると聞かされました。
ハウスによると、プラントが「Stairway To Heaven」を演奏したのは、The Cancer Awareness Trustへの寄付者からの特別なリクエストだったという。
「彼にこの曲を歌ってもらうために、誰かが莫大な金額を入札したんだよ。この曲には良い循環があるんだ。その1曲で、チャリティーのために6桁の金額が集まったんだ」 (※100000ポンド=約1800万円)
多額の寄付金が用意されたことで、プラントはこの曲を演奏することに同意しました。バンドはコンサートまでの数日間、「Stairway To Heaven」を含め、何度も曲をリハーサルしました。
ハウスは「ロバート・プラントが部屋に入ってきて、狭い密閉された環境で初めて彼と一緒に“Stairway To Heaven”を演奏することになったとき、それはおそらく、僕が今まで出会った中で最もプレッシャーのかかるプロフェッショナルな状況だった。僕は小さな部屋で、自分のヒーローと一緒に、彼の最も有名な曲を演奏しているんだ」と振り返っています。
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※43:15 以降