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ミック・ジャガー 子育てを語る、チャーリー・ワッツへの想いも

2023/10/20 18:00掲載
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Mick Jagger (Image credit: Matthew J. Lee/The Boston Globe - Getty)
Mick Jagger (Image credit: Matthew J. Lee/The Boston Globe - Getty)
ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)ミック・ジャガー(Mick Jagger)は、英ガーディアン紙のインタビューの中で子育てを語る。また、新しいオリジナル・アルバムをリリースするのに時間がかかりすぎたことを「ちょっと後悔している」とも話し、そしてチャーリー・ワッツへの想いも語っています。

ミックは、今までアルバムを出さなかったことを後悔していますか?と尋ねられて、こう話しています。

「ああ、ちょっとね。俺が鞭を打っていなかったことをね。キースはインタビューで“ミックがアルバムをやる気になったら俺はやる”と言い続けていた。それだけならいいんだけどね!俺たちは大きなツアーに出るというノリになっていた。でも、今さら泣いてもしょうがない」

アルバムとアルバムの間に18年の空白があったにもかかわらず、ミックとキース・リチャーズは作曲を決して止めませでした。アルバムをプロデュースしたアンドリュー・ワットは、彼らが「60曲、70曲、80曲」と持ってきたと言い、バンドからはこう言われたという。

「“俺たちが持っているものを全部聴いて、好きなものを選べ”とね。だからその通りにしたんだ。あるものはデモで、あるものは開発されていなかった。チャーリーが参加した音源もたくさんあったので、それに耳を傾ける必要もあったんだ」

チャーリー・ワッツは「Mess It Up」と「Live By the Sword」の初期ヴァージョンで演奏していました。バンドは彼が亡くなった後にこの2曲を完成させました。

ミックはこう言っています。

「もう2、3年になるけど、いまだにチャーリーのことをよく思い出すよ。

(この前日、彼らの愛するイングランド・クリケット・チームがニュージーランドに勝利していた)

チャーリーもベン・ストークスのイニングを気に入っただろう。チャーリーがあの試合を見られたらよかったのに。彼の饒舌なユーモアが恋しい。彼の音楽の趣味。あのエレガントさ。彼の気にしない態度 - 激しくなることはなかった。キースと俺はちょっと激しくなる。

演奏しているときに彼のことを考えるんだ。彼だったらどんな演奏をしただろうとか、彼はこの曲を気に入っただろうとかね」

残った楽曲の中にはまだ未発表曲がたくさんあり、その中にはチャーリーと一緒にやった他の曲もあります。

ミックは「チャーリーと一緒にやった他の曲も、おそらくリリースされるだろう」「だから、彼はまだそこにいるようなものなんだ。 彼が残りの曲を気に入ってくれることを願っているよ」と話しています。

ミックはさらに続けます。

「こんなことは言いたくないが、年を取ると、友人の多くが死んでしまう。

(喪失感が楽になることはありますか?)

いや、全然楽にならないよ。同じ年頃の人がたくさん死んでいくんだから。俺より年上の友達は一人もいない。バンドを除けば、友達はみんなずっと若いんだ」

チャーリーの死が彼自身の死期を悟らせたのだろうかと思ったが、彼は反論します。

「自分の死はかなり早い時期から意識している。70歳代に起こることではない。

(私は娘が生まれたとき、確かにそれをより強く感じましhた)

同感だ。(子供を持つことは)20代後半から始まった。今に始まったことではないんだ」

それ以来、子育ては止まらず、現在8人目をもうけています。末っ子のデヴロー君は6歳。ガールフレンドのメラニー・ハムリックとの間に生まれた息子のデヴローは、ミックが73歳、メラニーが29歳のときに生まれました。

ミックは父親業を再開したことについて、こう話しています。

「ちょっと下手になってしまった。自転車に乗るのとは違うんだ。子供が増えれば増えるほど、正直なところ、放任主義になる。子供にはそれぞれ個性があるし、ある程度、型にはめることもできるけど、その子の好き嫌いを見て、その子が惹かれることをするように促すんだ。何歳になっても子供を持つのは楽しい。でも、仕事のためにいつも家を空けてしまうのなら、それほど楽しむことはできない。

(デヴローが生まれたとき)俺はそれほど働いていなかったので、より多くの時間を過ごすことができた。彼はまだ6歳で、そのうちの2年間は(バンド活動を)ほとんど何もしていないんだ」