Anita Pallenberg with Mick Jagger in 'Performance' (1970)
ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)のミューズ、アニタ・パレンバーグのドキュメンタリー映画『Catching Fire: The Story of Anita Pallenberg』が北米で2024年春公開予定。配給はマグノリア・ピクチャーズが手がけます。
アニタは1965年、ストーンズの公演を観に行き、メンバーと知り合い、
ブライアン・ジョーンズ(Brian Jones)と交際を始めますが、2年で破局。その後、
キース・リチャーズ(Keith Richards)と交際して彼との間に三児をもうけています。アニタは2017年に73歳で亡くなりました。
カンヌ国際映画祭でプレミア上映された本作は、ストーンズとの偶然の出会いをきっかけに、1960年代から70年代にかけて一躍有名になったモデル兼女優のアニタ・パレンバーグの物語。製作はSKグローバル・エンターテインメント、監督はアレクシス・ブルームとスヴェトラーナ・ジルが担当。スカーレット・ヨハンソンは、アニタの未発表の回顧録の言葉に基づいたアニタの声を担当しています。
映画にはキース・リチャーズとアニタとの間に生まれた子供たち、マーロンとアンジェラ・リチャーズも出演しています。
このドキュメンタリーには、未公開のホームムービーや家族写真も含まれており、映画『バーバレラ』での役柄から、スイス、ニューヨーク、ロンドンでの生活まで網羅されています。
アニタは波乱万丈の人生にもかかわらず、彼女は愛情深い母親であり、ファッションアイコンでもありました。ストーンズを解散させようとしたことでも非難されましたが、この映画では、潔白であると主張しています。
マグノリア・ピクチャーズの共同CEOであるイーモン・ボウルズとドーリー・ベグリーは、「アニタ・パレンバーグは、ギリギリの人生を生きたと言っても過言ではありません。彼女は同世代の文化や風俗に多大な影響を与えました。(監督の)アレクシス・ブルームとスヴェトラーナ・ジルは、彼女の複雑さを、爽快でありながら身の引き締まるような、信じられないほど明晰な眼差しで捉えています」とコメントしています。