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50年以上行方不明のポール・マッカートニーのベースギターを捜索するプロジェクトに新情報 盗まれた場所と時期が明らかに

2023/09/28 15:49掲載
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The Beatles preparing for their first appearance on The Ed Sullivan Show in New York, in 1964, with Paul McCartney using a Höfner bass. Photograph: CBS Photo Archive/CBS/Getty Images
The Beatles preparing for their first appearance on The Ed Sullivan Show in New York, in 1964, with Paul McCartney using a Höfner bass. Photograph: CBS Photo Archive/CBS/Getty Images
50年以上前に目撃されて以来、行方不明となっているポール・マッカートニー(Paul McCartney)のお気に入りのベース・ギターを捜索するプロジェクト「The Lost Bass Project」が9月上旬に開始されました。新たな情報が寄せられており、その行方を知る鍵になるかもしれません。

ドイツの老舗の楽器メーカー、ヘフナーはこのプロジェクトを立ち上げて、ポールが初めて手にしたこのヘフナー・ベース・ギターを捜してほしいと世界中の人々に呼びかけています。海外メディアによると、このベース・ギターは現在、1,000万ポンド(約18億円)の価値があると言われています。

ポールは1961年、ドイツのハンブルクで、このヘフナー・エレクトリック・ベース・ギター「ヘフナー・500-1 ヴァイオリンベース」を30ポンドで購入しました。ポールは1961年のハンブルク公演からビートルズ(The Beatles)初のアビー・ロード・レコーディングまで、1961年から1963年にかけて使用しました。このベースは「Love Me Do」「She Loves You」「Twist and Shout」で聴くことができますし、ポールはこの期間、ステージにこのベースを持ち込んでいました。

Telegraph紙によると、プロジェクト開始後40時間以内に、このベースに関する情報を投稿した人は600人を超えたという。

このベースが最後に目撃されたのは、1969年1月下旬、ビートルズがロンドンで「Get Back/Let It Be」のセッションを録音していたときだったと以前は考えられていましたが、届いたメールの中で、ウイングス(Wings)のサウンド・エンジニアであるイアン・ホーンは、ベースが最後に目撃されたのは1969年ではなく、1972年であることを明らかにしています。

ホーンは、このベースは1972年10月10日夜に、ロンドン西部のノッティング・ヒルにあるラドブローク・グローブ地区で盗まれたと報告しています。

以下、ホーンの報告より

「1972年、ポール・マッカートニーはウイングスとして初めてのイギリスとヨーロッパ・ツアーの準備をしており、バンドはセカンド・アルバム『Red Rose Speedway』をレコーディングしていた。

僕らはトラックを借りて、ギターやアンプなどの機材をロンドン中の様々なレコーディング・スタジオやリハーサル・スペースに運んでいた。

長い一日を終わったある夜、トレヴァーが住んでいたノッティング・ヒルに着き、そこで一晩トラックを停めることにしました。

後ろのドアに大きな南京錠がかかっていましたが、朝起きて、壊れた南京錠が道路に転がっている見たとき、悪い知らせだと思いました。

中を見てみると、ベースともう1本のギター、そして2台のヴォックスAC30アンプがなくなっていた。

僕らはすぐに、ラドブローク・グローブとその周辺に住む人々が犯人ではないかと疑いました。近くに住んでいる1人か2人は、僕たちがポールのために働いていることを知っていたので、トラックの荷台にあった機材がマッカートニーのものである可能性を知っていたはずです。

一軒一軒回って、何か見なかったか、何か知らないかと聞いたんですが、誰も何も言いませんでした」

ホーンはその日の正午にノッティング・ヒル警察署に盗難届を出しました。ポール自身は盗難のことを覚えていないかもしれませんが、ホーンは昨日のことのように覚えています。

「盗まれたのはポールのオリジナルのヘフナーのベースだと分かっていたし、それが彼にとってどんな意味を持っているかも知っていた。トレヴァーと僕はそれを見つけるために全力を尽くしましたが、それはなくなっていた。結局、僕たちはポールの家に行って、トラックの荷台から機材が盗まれたことを伝えなければならなかった。

彼は心配するなと言ってくれた。彼はいい人だよ。ベースがなくなってから6年間、彼の下で働いた。でも、僕はその罪悪感をずっと背負ってきたんだ」

ホーンはその後、イアン・デューリーとマッドネスで30年以上仕事をしたという。

捜索チームは現在、このホーンによる情報などをもとに、失われたベースと何らかの関係があると思われる、1972年にラドブローク・グローブ地区に住んでいた2つの家族に焦点を当てているという。

■「The Lost Bass Project」特設サイト
https://thelostbass.com/