ビートルズ未発表音源／ジョンとヨーコの未発表作／ジョージの未発表作などを収録したカセットテープ6本がオークションに

ビートルズ（The Beatles）『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』のリハーサル、ジョン・レノン（John Lennon）とオノ・ヨーコ（Yoko Ono）の未発表アルバム『One From The Nursery』、ジョージ・ハリスン（George Harrison）とボンゾ・ドッグ・ドゥー・ダー・バンド（The Bonzo Dog Doo-Dah Band）の未発表アルバムなど、ビートルズに関連する未発表音源が収録されているというカセットテープ6本がオークションに出品されます。このテープのもともとの持ち主は“5人目のビートルズ”と呼ばれる人物のひとり、ビートルズの広報を担当したデレク・テイラーです。落札予想価格は30万ドル～50万ドル（約4450万円～約7400万円）。

サイトTMZによると、今回出品したのは、シャーロットに住むフィルという名の記念品コレクターで、彼は5年前にインドの男性からこの録音を手に入れたと語っています。フィルはテープに傷をつけないよう、一度だけすべてを聴きそうです。

テープ1は、ジョン・レノンが生前に住んでいたイギリスの邸宅ケンウッドで66年後期、67年初期に録音されたという『サージェント・ペパーズ』のリハーサル音源56分。「Good Morning Good Morning」の動物の鳴き声や、ジョンとポール・マッカートニーが暑さについて文句を言っている録音もあるという。

テープ2は、ジョージ、ボンゾ・ドッグ・ドゥー・ダー・バンド、ジミー・ペイジの録音で、テープ3はジョージとボンゾ・ドッグ・ドゥー・ダー・バンドの未発表アルバム（全曲共作 25分30秒、16曲）。

テープ4は、ジョンがヨーコと一緒にいる動機を問う1969年録音のインタビュー。

テープ5は、ヨーコの原初療法（プライマル・スクリーム・セラピー／後の人生に影響を及ぼしている初期のトラウマに対処させることで神経症を解消させる療法）の録音で、ジョン、音楽、そしてジョンとジョージの友情など、非常に個人的な問題について話しているという。

テープ6は、ジョンとヨーコの未発表アルバム『One From The Nursery』。

これらのテープは著作権とともに販売されるものではなく、収集品として販売されています。そのため、いかなる複製も固く禁じています。

■オークション・ページ
https://www.gottahaverockandroll.com/The_Beatles_Derek_Taylor_Never_Before_Heard_Collec-LOT49374.aspx