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ミッジ・ユーロ、マルコム・マクラーレンから「セックス・ピストルズに入らないか」の誘いを断った理由を語る

2023/09/06 16:52掲載
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Midge Ure
Midge Ure
ウルトラヴォックス(Ultravox)などでも活躍でも知られるミッジ・ユーロ(Midge Ure)は1970年代半ば、マルコム・マクラーレン(Malcolm McLaren)から「セックス・ピストルズ(Sex Pistols)に入らないか」と誘われました。彼は断った理由を英テレグラフ紙の新しいインタビューの中で話しています。

テレグラフ紙は、ユーロに「子供時代の良い思い出は?」「人生最高の日は?」など、さまざまな質問をしており、その中の「いい決断だったのは?」の質問に、こう答えています。

時は1975年頃。グラスゴーにある楽器レンタル・ショップを訪れた際の話しです。

「通りで、ザ・クラッシュのマネージャー、バーニー・ローズに呼び止められ、マルコム・マクラーレンを紹介された。僕は2人とも誰だか知らなかったけど、彼らは僕が何をやっているのか聞くこともなく、セックス・ピストルズに入らないかと誘ってきた。僕にとっては、ちょっとエッジの効いたベイ・シティ・ローラーズに入るようなものだったから、断ったんだ。セックス・ピストルズは当時のワン・ダイレクションみたいなものだった。マルコムは、ヴィヴィアン・ウエストウッドの服を着る4人の洋服掛けを探していただけだった。それはすべて作られたもので、僕が望んでいたものではなかった」

当時、ユーロはポップ・バンド、スリックに在籍していました。スリックは「Forever and Ever」が全英1位を記録しますが、ユーロはテレグラフ紙のインタビューの中で「僕は演奏も作曲もプロデュースもしていない」と話しています。ユーロはその後、グレン・マトロックらのリッチ・キッズに加入し、その後、ヴィサージやウルトラヴォックスでも活躍しました。