Kansas - Photo by EMily Butler
米プログレッシブロック・バンド、
カンサス(Kansas)のギタリストであるリチャード・ウィリアムスはRadio Artifactの新しいインタビューの中で現在のビジネスモデルでは「アルバムを作るお金はもうない」と語る。アルバムはクリエイティヴな意欲を掻き立て、ファンとのつながりを維持するための良い手段だと認めていますが、「アルバムを作るには本当にやりたいと思わなければならない。それをやっても何の見返りもないからね」とも付け加えています。
「明らかにアルバムを作るお金はもうない。ハード・プロダクト(フィジカル)は、もう大した市場ではない。レコードを集めるのが好きなオーディオ・マニアはいるだろうけど、レコードを作るためにかかるコストをあまり回収できない。
大半はダウンロードやSpotifyのようなものだ。ある程度収益化する方法を見つけたけど、それはインターネット以前のようにはいかない。
アルバムを作るには、本当にそれをやりたいと思わなければならない。それをやっても何の見返りもないからね。クリエイティヴな意欲を掻き立て、ファンとの関係を保つこと、これらはとても重要なことだけどね。でも、マーケットから身を引くことになる。
楽しいのは、ツアーに出て演奏すること。それがすべての喜びであり、報われるんだよ。レコーディングのプロセスは時には長く、苦しく、退屈なこともある。それに対して、ライヴはいつもそうだった」