John Scofield - Photo by Nick Suttle
ジョン・スコフィールド・トリオの新アルバム『Uncle John’s Band』が10月13日発売。リリース元はECM。
ギターの
ジョン・スコフィールド(John Scofield)、ベースの
ヴィンセンテ・アーチャー(Vicente Archer)、ドラムの
ビル・スチュワート(Bill Stewart)によるトリオで、2枚組CDに全14曲を収録。2022年8月にニューヨーク州ラインベックのクラブハウス・スタジオでレコーディングされました。
アルバム・タイトルは、本作の最後を飾る
グレイトフル・デッド(Grateful Dead)の楽曲「Uncle John’s Band」にちなんで名付けられました。
アルバムでは幅広いレパートリーに挑戦してます。
ボブ・ディラン(Bob Dylan)の「Mr Tambourine Man」、
ニール・ヤング(Neil Young)の「Old Man」、
レナード・バーンスタイン(Leonard Bernstein)の「Somewhere」、
マイルス・デイヴィス(Miles Davis)の「Budo」などに加えて、「Stairway to the Stars」や「Ray's Idea」などのジャズ・スタンダード、そしてスウィング、ファンク、フォークなど様々な要素を取り入れたスコフィールドのオリジナル曲7曲も収録されます。
アルバムを貫く赤い糸は、このトリオの驚異的な即興性で、「僕たちはどこへでも行けるような気がする」とスコフィールドはグループの多方面への多才さを語っています。
アルバムからのリード・シングルとして、タイトル曲であるグレイトフル・デッド「Uncle John’s Band」のカヴァーが公開されています。
スコフィールドはRelixに「自分のレパートリーにデッドの曲はなかったけれど、“Uncle John's Band”はずっと好きで何年も聴いていた。ここ数十年、フィル(レッシュ/グレイトフル・デッドのベーシスト)と一緒に演奏することで、この曲の良さがわかったんだよ。でも、このCDに収録されているすべての曲が、僕にとって同じくらい重要なものなんだ。アルバム・タイトルに『Uncle John's Band』を使ったのは、結局のところ、それを使うチャンスは他にいつあるんだと思ったからなんだ。僕のバンドだし、僕はジョンだからね!」と語っています。