オジー・オズボーン(Ozzy Osbourne)は1970年代のツアー中に一時行方不明となり、
ブラック・サバス(Black Sabbath)はオジー抜きでコンサートをせざるを得ないことがありました。これは風邪薬を過剰摂取したオジーが別のホテルで爆睡していたためですが、
ギーザー・バトラー(Geezer Butler)は新しい回想録『Into the Void』の中で「死んだか誘拐されたのではないかと考えた」と当時を振り返っています。
ブラック・サバスは1978年、ヴァン・ヘイレンとツアーを行っており、この出来事はナッシュビルで起きました。
ギーザー:
「オジーはひどい風邪をひいていたので、医者から(風邪薬の)ナイト・ナースをもらっていた。しかし、彼はスプーン数杯を飲む代わりに、ボトル全部を飲み干した。
ホテルに着いたとき、彼はすでに半分眠っていた。
俺らがホテルに着いたとき、オジーは(いなく)もっと前に(コンサート会場に)行ったに違いないと思った。でも彼の姿はなかった。
20人くらいが彼の部屋に電話をかけたはずだが、応答がなかった。ホテルの支配人は、探したけど彼はいなかったと言っていた」
仕方がないため、ブラック・サバスのコンサートはオジー抜きで行われ、怒ったファンが暴動を起こしたため、ギーザーは「会場がめちゃくちゃになった」と振り返っています。
ギーザー:
「結局、オジーが行方不明になったと報告しなければならなかった。
誘拐されたんじゃないかと思った。俺らは彼が死んだんじゃないかとさえ思った。
警察はナッシュビルを探し回ったが、オジーはどこにもいなかった。
ポスターを印刷してバーで配った: この男を見たことがあるか?」
そして、24時間後、オジーが現れます。
ギーザー:
「翌日、俺たちがバスに乗っていると、やる気満々のオジーがホテルから出てきて、“ライヴは何時だ?”と言ったんだよ」
オジーがどこにいたのかようやく分かりました。
「オジーはバスを降りて、最初に見つけた(別の)ホテルの部屋にふらふらと入り、ベッドに倒れて爆睡していたことがわかったんだ」