エディ・ヴァン・ヘイレン(Eddie Van Halen)をこれほど特別なギタリストにしたものは何か?
クイーン(Queen)の
ブライアン・メイ(Brian May)は英Classic Rock誌のインタビューの中で、そう尋ねられたとき、3つの重要なことを挙げています。
「まず第一に、彼のスピリット。彼は信じられないほど陽気で、“ああ、あれならできる”“これならできる”と、何も問題にしていなかった。僕は物事に対して落ち込むこともあるし、時には違う角度から物事を見る必要があるときもある。彼と一緒にいたとき、エドが何かに負けるのを見たこともないし、その精神が揺らぐのを見たこともない。
彼の2つ目の特徴は、指の動かし方が信じられないほど器用だったことで、僕よりもはるかに優れていた。彼はキーボード奏者のテクニックをギターに持ち込んだ。リック・ウェイクマンのような人は、キーボードであんなに速く指を動かせる。エドはギターでもそれができたんだ。
そして3つ目は、彼には本当の意味で叙情的なセンスがあったということ。彼はすごいスピードでタッピングしているときでも、常に曲を聴いていた。ジミ・ヘンドリックスがやったように、彼はギターを通して歌うんだ。ユーモアのセンスを保ちながら、非常にフラッシュな方法で物事を行うことができるというコンビネーションはユニークだった。すべては“これをやろう、エキサイティングだよ”だった。そして、信じられないほどの技術力、器用さ、そして彼のスピリットと相まって、彼はこれまでに聴いたことのある誰とも違うレベルに達したんだ」