XTCアンディ・パートリッジの新バンドThe 3 Clubmen　デビューシングル「Aviatrix」のMV公開

XTCのアンディ・パートリッジ（Andy Partridge）が組んだ新バンド／プロジェクト、The 3 Clubmen。デビューシングル「Aviatrix」のミュージックビデオ公開。この曲はデビューEP『The 3 Clubmen』に収録



EPは海外で6月30日発売。

The 3 Clubmenは、アンディ・パートリッジ、ジェン・オリーヴ（Jen Olive）、ストゥ・ロウ（Stu Rowe）の3人からなる新バンド／プロジェクト。3人は2008年以来、それぞれのアーティストが何らかの形で他のアーティストと仕事をしてきました。The 3 Clubmenは、そんな3人が初めてトリオとして力を合わせたプロジェクトです。

このEPは、長年のコラボレーションの集大成であり、実験的なポップ、ジャズ、SFサウンドトラックの奇妙さを魅惑的にブレンドしたアバンポップの喜びを提供するものです。ストゥ・ロウのレーベルであるLightterthiefからリリースされます。

パートリッジはプレスリリースでこう話しています。

「“アクション・ペインター”がキャンバスに色を投げるように、僕たちは音楽的なものや音を投げる傾向がある。この一見狂気じみた混乱を後で切り抜けて、そこに隠れている美しい庭を見つけたいと思うからだ。僕はペンキを投げ、ジェンはペンキを投げ、ストゥはペンキを投げ...そして僕たちは立ち去る。もし、戻ってきたときに、そこにある何かが僕たちを呼んでいたら、僕たちはそれを取り出して息づかせるために、天と地を動かすだろう。それが相反する音楽的なアイデアであれ、衝突する鍵盤のパーツであれ、不釣り合いなサウンドであれ、矛盾する言葉やフレーズであれ、そのために必要なものは何でも使う。僕らにとってはすべて粘土なんだ」。

ストゥ・ロウはこう話しています。

「Clubmenプロジェクトは、何年も前から手をつけていたもので、これを聴いた誰もが、完成させるべきだと言うものです。作っていてとても楽しかったし、3人の音楽的な感性の間で、本当に面白いものができたと思う」

ジェン・オリーヴはこう話しています。

「喜びがある...とてもユーモアがある...歌詞は会話の精神を反映したもので...コール＆レスポンスがある。恍惚とした質感がある。人々がそれを共有するのはスリリングなことだ」

ジェン・オリーヴは、ロサンゼルス出身のミュージシャン／ソングライターで、自身の名義でアルバムを発表しています。また、A&Mレコードでの作曲やレコーディングに加え、アメリカン・フィルム・インスティチュートの様々なプロジェクトに音楽を提供しています。彼女の最新のソロリリースは、2022年のストゥ・ロウがプロデュースしたシングル 「Two Futures」 です。

イングランドの町スウィンドンの音楽シーンの重要人物であるストゥ・ロウは、ギタリスト、ベーシスト、プロデューサーとして多くのアーティストをサポートしてきました。アンディやジェン以外にも、Shriekback（Barry Andrews）、peter Blegvad、Paul Weller、Colin Moulding、The Future Sound of London（The Amorphous Androgynous）、TC＆Iなどがいます。

The 3 Clubmenの歴史は2006年、アンディとストゥが実験的な音楽制作に魅了され、「Monstrance」に初めて取り組んだことから始まります。ストゥのLighterthief Bunkerスタジオで始まり、地元のパブで終わる隔週の儀式がすぐに現れ、音の探求と即興のレコーディングが行われました。一連の音楽スケッチは徐々に形成され、後にジェンが参加するための土台となりました。その後、保留にされ、ほとんど忘れ去られていましたが、パンデミックにより、その関心は再燃し、3人は何年も前から始めていたことをやり遂げようと決意し、結果的に4曲のデビュー作となりました。

彼らはパブ「The Roaring Donkey」で一杯やりながら、自分たちのプロジェクトを、イングランド内戦中に結成された地元の防衛ボランティアグループにちなんで「The 3 Clubmen」と名付けました。

■『The 3 Clubmen』

1. Aviatrix
2. Racecar
3. Green Green Grasshopper
4. Look At Those Stars