10年前の2013年、国際宇宙ステーション(ISS)船内で
デヴィッド・ボウイ(David Bowie) の「Space Oddity」をカヴァーした、カナダの宇宙飛行士クリス・ハドフィールド。このカヴァーについてボウイ本人は生前、「これまでで最も心を打つヴァージョンだ」とハドフィールドに伝えていました。ハドフィールドが英ガーディアン紙のインタビューの中で明らかにしています。
ハドフィールドは、ガーディアン紙の企画で「初めて買ったアルバム」「カラオケで歌う曲」などについて答えており、その一つとして「私の人生を変えた曲」について、こう話しています。
「宇宙ステーションに滞在していたとき、インターネット上でデヴィッド・ボウイの“Space Oddity”をカヴァーしてほしいという声が上がっていました。息子は“パパ、やってよ、でないと一生後悔するよ”と言っていた。ボウイの許可を得なければなりませんでしたが、ボウイは“これまでで最も心を打つヴァージョンだ”と言ってくれました。何百万人もの人が私のヴァージョンを見て、デヴィッド・ボウイの人生の最後の数年間に、彼の顔に笑いと喜びを与えてくれたのです。それで私の人生が変わりました」
ハドフィールドはISSでは船長を務めた人物。2015年には音楽アルバム『Space Sessions: Songs from a Tin Can』もリリースしています。これはアルバムのギターとヴォーカル・トラックはISSで録音、地球に戻ってからプロデューサーとともに仕上げたもので、曲の一部はISS滞在中に書いたという宇宙発ソングです。
以下は「Space Oddity」のカヴァー映像
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