Lemmy Kilmister, Brian Robertson - Motorhead (Image credit: Paul Natkin/Getty Images)
元
シン・リジィ(Thin Lizzy)のギタリスト、
ブライアン・ロバートソン(Brian Robertson)は、1982年に
モーターヘッド(Motörhead)に加入します。英Classic Rock誌の新しいインタビューの中で、モーターヘッドに加わることになった経緯について語っています。そこには不思議な物語がありました。
「モーターヘッドへの参加は奇妙なものだった。レミー(キルミスター)のマネージャーのダグ・スミスが俺に電話をかけてきて、それから彼は、ストッキングとサスペンダーを身につけた女の子を、ウイスキーのボトルと一緒にフラムの俺の家に送り込んだ。話がまとまったのは言うまでもない。彼女はモーターヘッドのアルバムを全部くれたけど、俺の趣味じゃないから聴かなかったよ」
「翌朝、バンドに会うためにニューヨークへ飛ぶはずだったんだけど、なぜかトロントに着いてしまったんだ」
インタビュアーは「どうして、ブライアン?ニューヨークに行くはずだったのに、どうしてトロントにいるの?」と叫びたくなったそうですが「もう聞かないことにしよう、叫びたくなっても、流れに身を任せることにしよう」としたという。
ロバートソンは話しを続けます。
「ラッシュの照明技師であるハワードに電話したら、ありがたいことに彼はホテルを予約してくれた。翌日、雷雨の中、ニューヨークへ飛んだ。空港に迎えに来てもらい、そのまま車でモーターヘッドのリハーサル室に向かった。10時間ずっとそこにいて、俺はバンドの中で、とても(何かを嗅ぐパントマイム)だった。それからツアーバスに乗り込んで、そのままカナダに帰ったんだ。レムスターがそれをすごく面白いと思ったのを覚えているよ。
彼と俺はたいていうまくやっていたが、ある瞬間、こう言ったことがあった。モーターヘッドの一員であることは、四六時中いつでも、ずっとクレイジーだ」