George Harrison, Stuart Sutcliffe, John Lennon; Hamburgo, 1960. Photograph by Astrid Kirchherr / Courtesy Ginzburg Fine Arts
ジョン・レノン(John Lennon)の友人で、
ビートルズ(The Beatles)の初期メンバーだった
スチュアート・サトクリフ(Stuart Sutcliffe)が描いたジョンの肖像画がオークションに出品されています。
紙に描かれたこの水彩画は、サトクリフがジョン・レノンを描いた唯一の肖像画と考えられています。
Portrait painting of John Lennon by his friend and former Beatles bandmate Stuart Sutcliffe (Tracks Auctions/PA)
サトクリフトは、リヴァプール・カレッジ・オブ・アートの学生時代にジョン・レノンと出会い、意気投合。2人は共同生活を送り、深い友情を育みました。もともと楽器は弾けませんでしたが、ジョンらに勧められてベースを購入、バンドに加入しました。その後、1961年にアート活動に専念するため脱退しています。
サトクリフは、ハンブルクで演奏するためにビートルズの一員としてドイツへ行った際、後に婚約者となる写真家のアストリッド・キルヒャーと出会います。彼はビートルズを辞めた後、ハンブルク芸術大学で学び、画家としての創作活動に専念し始めますが、1962年4月、脳出血のため21歳の若さでこの世を去りました。
今回出品されたこの絵は、2020年に亡くなったキルヒャーのビジネスマネージャーであったUlf Krugerによってオークションに出品されました。
英チョーリーを拠点とするTracks Auctionsが開催するオークションでは10,000ポンドから20,000ポンド(約180万円~約360万円)の値がつくと予想されています。
オークションでは、サトクリフが描いたキルヒャーの肖像画も出品されており、こちらも同程度の値がつくと予想されています。
■Tracks Auctions サイト
ttps://www.tracksauctions.com