ブラック・サバス(Black Sabbath)の
ギーザー・バトラー(Geezer Butler)は、まもなく発売する自身の回顧録について、法的な理由から少なくとも50ページをカットしなければならなかったと語る。なんでも「オリジナルの原稿は現代の読者にそぐわないと判断されたため」で、弁護士のチェックにより、内容の一部を省くことになったと、英サンデー・タイムズ紙のインタビューの中で説明しています。
「少なくとも50ページは削除しなければならなかった! 彼らからは“こんなこと言っちゃダメだ、あんなこと言っちゃダメだ”と全部返されたんだよ。俺は“俺はブラック・サバスにいたのであって、オズモンズにいたのではない”と言ったよ」
またギーザーは、バンド・マネージャーのパトリック・ミーハンを解雇し、巨額のレコード契約を結んだにもかかわらず、多額の資金がないことに気づいた後、バンドがライヴ会場から様々なものを盗み、それらを金属くずとして売ることになったと回顧録の中で語っているとも話しています。
一方、ギーザーは、バンドが再結成された直後の1998年に神経衰弱に見舞われ、その後ずっと、薬を飲んでいるために、何かを楽しむことも、何かに対して「不幸」を感じることもできないでいると付け加えています。
「抗うつ剤を飲んでいるせいだと思う。何に対しても本当に興奮することができない。でも、何に対しても惨めになることはないんだ」
回顧録『Into The Void - From Birth to Black Sabbath』を海外で6月8日発売