イエス(Yes)の
スティーヴ・ハウ(Steve Howe)は、
クイーン(Queen)の「Innuendo」にフラメンコギターのソロで参加しています。Classic Album Reviewのインタビューに応じたハウは、フラメンコを録音することになった経緯を振り返っています。
「クイーンとの仕事は、まさに魔法のようだった。魔法にかかったようなものなんだよ。レストランにいたら、マーティン(グローブス、クイーンのギターテック)がいた。彼は僕をスタジオに誘い、ギターを弾き、ディナーに行き、ギターをチェックした。素晴らしい経験だった。フレディは最も素晴らしい人の一人。それが最初の出会いではなかったけど…。
彼らはいつも僕たちに場所を与えてくれた。彼らは僕たちに強いることはなく、僕たちも彼らに強いることはなかったが、このレコードで演奏する機会が訪れた。“Innuendo”を演奏する前にアルバム全体を聴いたんだけど、“これを演奏してくれないか”と言われたんだ」
ハウの説明によると、このソロは、その場で思いついた即興だったそうです。
「“(この曲は)僕を必要としていないけど、乗ってみよう”と言って、即興演奏になった。とても素晴らしいことの一つだ。僕は(曲の)構築のどの部分にも関与せず、ただ上に乗って演奏しただけなんだけど、それは最初、自分でもよくわからなかったことだと思う。ただ、流れでやっていたことなんだよ。
フラメンコギタリストの中で最も偉大な、いや、最も偉大でないにしろ、パコ・デ・ルシアのことが話題になった。僕もそうだけど、多くの人が彼を心から愛している。もし誰かが“パコのように弾ける?”と言ったら、“いや、無理”と答えるよ(笑)。とにかく飛び乗ったんだけど、素晴らしかったよ。とてもいい人たちです」
インタビュー映像