リンゴ・スター(Ringo Starr)は、これまで何度も回顧録の執筆を依頼されてきたにもかかわらず、それを拒否してきました。USAトゥデイ紙のインタビューの中で、その理由を明らかにしています。
リンゴは、
ビートルズ(The Beatles)に加入した1962年からの出来事に焦点を当てることを期待されるため、そのアイデアは退屈だと語っています。
「彼らが知りたいのはそれだけなので、 (このアイデアに) うんざりしたんだ。彼らは何年も前から大金を提示してくれたけど、僕は“その年にたどり着くまでに3巻にはかかるから、本を書くつもりはない”と言ったんだ。(本を書くことに)興味がわかなかっただけなんだ。ドラマーのリンゴとしてはやりたくない。だって、僕たちは皆、それ以上の存在なんだから」
同じインタビューの中で「初めてドラムセットの後ろ座ってから60年以上経った今もライヴで演奏していることを想像していましたか?」と尋ねられ、1960年代にビートルズがオープニングアクトだった頃を思い起こして、こう話しています。
「僕たちはイギリスで、ヘレン・シャピロという女の子のオープニングを務めたんだけど、彼女のバックには大きなビッグバンドがいた。そのバンドのある男性に年齢を聞いたら、彼は40歳と言っていた。僕は“40歳、(ステージから)降りなよ、まだやっているのか”と言ったんだ。まあ、若いうちはそんなもんだよね」