The "Greeny" Les Paul: A Short History; Peter Green and Gary Moore's Fabled '59 Burst
フリートウッド・マック(Fleetwood Mac) の共同創設者
ピーター・グリーン(Peter Green) がかつて所有し、その後に
ゲイリー・ムーア(Gary Moore) や
メタリカ(Metallica) の
カーク・ハメット(Kirk Hammett) が所有したレスポール・ギター「Greeny(グリーニー)」の物語を描いた新しいミニドキュメンタリー『The "Greeny" Les Paul: A Short History; Peter Green and Gary Moore's Fabled '59 Burst』がYouTubeで無料公開中です。
YouTubeチャンネル「Five-Watt World」のショートヒストリー・シリーズの新しいドキュメンタリーで、約17分のミニドキュメンタリーでは、プレゼンターのキース・ウィリアムズが、この「Greeny」という名前で有名なギブソン 1959 レスポール スタンダードのストーリーを紹介しています。
ピーター・グリーンが1965年にロンドンのセルマー・ミュージックで59年製レスポール・スタンダード“'Burst”に出会い、114ポンドで購入したことから始まります。クラプトンを真似しようとして外したネック・ピックアップの極性を逆にしたグリーンの「幸せな事故」によって、「Greeny」の独特のサウンドが生み出されました。このサウンドは、ジョン・メイオール&ザ・ブルースブレイカーズに在籍していた頃、1967年のアルバム『A Hard Road』で初めて聴かれ、また「Greeny」はフリートウッド・マックの初期におけるグリーンのメイン楽器でもありました。
その後、ゲイリー・ムーアは「Greeny」を所有するようになり、このギターの次のプレイヤーとなった経緯について語られています。1995年のインタビューでムーアが語ったところによると、70年代半ばにムーアに「Greeny」を売却する際、グリーンは当初支払った金額と同額しか受け取らなかったという。ムーアは代表曲のひとつ「Parisienne Walkways」にこのギターを使用しました。
ムーアがこのギターを売却した後、何年かコレクターの間で取りざたされていましたが、2014年にカーク・ハメットがプライベートセールで購入しました。
プレゼンターのキース・ウィリアムズはビデオの説明で、「私は、ギターヒーローが使用したギターの歴史を知りたいと思う欲求に魅了されている。いい話であればあるほど、私たちはもっと知りたくなる。“Greeny”には素晴らしいストーリーがあり、私はそれを正当に評価するために、このショートヒストリーという形式をとりました。私と同じように楽しんで学んでもらえたらと思います」と書いています。
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