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アラン・パーソンズ・プロジェクトやケイト・ブッシュ作品等で活躍 ギタリストのイアン・ベアンソン死去

2023/04/09 00:52掲載
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Ian Bairnson
Ian Bairnson
アラン・パーソンズ・プロジェクト(The Alan Parsons Project)の中心メンバーの一人で、ケイト・ブッシュ(Kate Bush)の「Wuthering Heights(邦題:嵐が丘)」のギターソロをはじめ、彼女の初期アルバムでも演奏したギタリストのイアン・ベアンソン(Ian Bairnson)が死去。ベアンソンの妻がSNSで発表。認知症との長い闘いの末、4月7日に亡くなっています。69歳でした。

イアン・ベアンソンはスコットランド生まれ。

セッション・ギタリストとして活躍した後、1973年に元ベイ・シティ・ローラーズのデヴィッド・パトン、ビル・ライアルと共にバンド、パイロット(PILOT)を結成。彼らのヒットシングル「Magic」にハーモニー・ギターパートを提供した。

ベアンソンは、パイロット時代に彼らのプロデューサーを務めたアラン・パーソンズと一緒に仕事をし、その後、アラン・パーソンズ・プロジェクトに中心メンバーの一人として参加した。パーソンズのアルバム『I Robot』(1977年)の収録曲「I Wouldn't Want to Be Like You」では、特徴的なギターソロを演奏している。

ベアンソンはケイト・ブッシュの初期アルバム、『The Kick Inside』(1978年)、『Lionheart』(1978年)、『Never for Ever』(1980年)、『The Dreaming』(1982年)で演奏した。特に最初の2枚のアルバムの多くの曲でギターを弾き、ケイト・ブッシュの代表曲のひとつ、「Wuthering Heights(邦題:嵐が丘)」では象徴的なギターソロを弾いた。

ベアンソンはその輝かしいキャリアの中で100枚以上のアルバムに参加し、また多くのアーティストとライヴ活動を共にした。アル・スチュワート、ジョー・コッカー、ジョン・アンダーソン、クリス・デ・バー、ミック・フリートウッド、ニール・ダイヤモンド、スティング、エリック・クラプトンなど。