『Houses of the Holy』のオープニング・トラックの最初のアイデアは、短い序曲はエレキギターを重ねた鼓舞するようなインストゥルメンタルのイントロダクションから“The Seasons”(後に“The Rain Song”というタイトルになる)へと続くというものだった。ここでもメロトロンと対照的なアコースティックギターのインストゥルメンタルの動きがあり、アルバムの最初のヴォーカルと曲の最初のヴァース(Aメロ)につながるものになっただろう。
この曲のシークエンスとテクスチャーをバンドに説明するために、“The Rain Song”のラフ・スケッチをカセットに録音したホーム・スタジオ・デモをリハーサルに持参した。現在“The Plumpton and Worcester Races”と題されている序曲の練習中に、ハーフタイム・セクションが生まれ、序曲は“The Song Remains The Same”という曲へと形を変えていった。このリハーサルは、英国ドーセット州のピドル川沿いのパドルタウンで行われた。
“The Song Remains The Same”は“Beck's Bolero”で使用したのと同じフェンダー12弦で演奏し、オーバーダブには信頼できるレスポール・ナンバーワンを標準的なチューニングで使用した。“Rain Song”は、アコースティックギターでもエレキギターでも異例のチューニングだった。ライヴでは、ダブルネックのワークアウト機能にもなった。」