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ケイト・ブッシュ 2022年を振り返る 「クレイジーでジェットコースターのような一年だった」

2022/12/22 17:24掲載
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Kate Bush
Kate Bush
ケイト・ブッシュ(Kate Bush)は自身の公式サイトで今年1年を振り返るクリスマス・メッセージを公開。パンデミック、戦争、女王の死などを挙げて「こんな一年は誰も知らないのではないでしょうか」と語っています。また「Running Up That Hill」のヒットで「今年は私にとって、クレイジーでジェットコースターのような一年でした」とも振り返っています。

以下、公式サイトより

「毎年、一年一年が少しずつ早く過ぎていくような気がします。年をとるとこうなると言われていますが、人生のスピードが今まで以上に加速していることは間違いありません。

こんな一年は誰も知らないのではないでしょうか。パンデミックは、信じられないほど恐ろしいものになりましたが、すぐに終わるかもしれないと思った矢先、まだまだ続くようです。たたみかけるような衝撃の連続でした。ウクライナでの恐ろしい戦争、飢饉、干ばつ、洪水...そして私たちは女王を失いました。私の友人の多くは、女王の死に対する動揺に驚いていました。特に私たちは王室崇拝者ではないので、女王の死が、パンデミックの間に多くの人々が感じていた、表現しきれない悲しみの焦点になったと思います。

今年は私にとって、クレイジーでジェットコースターのような一年でした。この夏のNo.1トラックとなった“Running Up That Hill”の成功は、今でも私の心に残っています。なんと光栄なことでしょう! この曲が世界的に、特にここイギリスとオーストラリアで好調で、さらにアメリカでは3位を記録したことは、本当にエキサイティングなことでした。若い世代の人たちがこの曲を楽しんでくれているのを見ると、とても嬉しい気持ちになります。私が新しいアーティストだと思った人も多かったようです。とても嬉しいことです。

改めて、この曲を応援してくれた人たち、ヒットさせてくれた人たち、本当にありがとうございます。

来年の年末、私たちはいったいどうなっているのでしょう。戦争が終わっていることを願います。看護師たちが感謝される立場になっていることを願っています、彼らは大切にされるべきです。来年は今年よりも良い年になるように、みんなで願いましょう。私は希望について考え続けています。希望はパンドラの箱から最後に飛び出したものです。私たちが今置かれている暗い時代には、希望だけが光っているように見えることがあるのです。

私は今年、友人へのクリスマスプレゼントに小さなコマドリを贈りました。クリスマスを象徴するこの小鳥は、(アメリカの詩人)エミリー・ディキンソンの美しい言葉“希望は羽のあるもの、魂にとまる”の中で、希望を象徴するものでもあると思ったから。

喜びを見つけるのが難しいこのクリスマスに、希望が私たちの魂にとまることを祈りたいと思います。メリー・クリスマス! ご多幸をお祈りします。

ケイト」