Charlie Watts, Shirley Watts
ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)のドラマー、
チャーリー・ワッツ(Charlie Watts)の妻であるシャーリー・ワッツ(Shirley Watts)が死去。家族が声明を発表。84歳でした。
以下、声明より
「セラフィナ、シャーロット、バリーは、彼らの母、祖母、義理の母であるシャーリー・ワッツが亡くなったことを大変悲しく思っています。シャーリーは短い闘病生活の末、12月16日金曜日にデボンで家族に囲まれながら安らかに息を引き取りました。
妹のジャッキーとジル、そして弟のスティーブンも悲しみに暮れるでしょう。最愛のチャーリーと永遠の再会を果たしました」。
チャーリーとシャーリーは1961年に共にロイヤル・カレッジ・オブ・アートで学んでいた時に出会い、3年後に結婚。チャーリーは当初、結婚のことをバンドメンバーにも秘密にしていたという。女性関係やドラッグなどのワイルドなパブリックイメージが強いストーンズの中にあって、唯一初婚を貫いたチャーリー。チャーリーが1980年代に薬物乱用と闘ったとき、二人は問題に悩まされたが、数年後には「今は幸運にも、妻のおかげで、すべてをやめた」と語っていた。
娘のセラフィナの名付け親であるトニー・キングは、チャーリーのことを最愛の妻に主導権を握られた男性として記憶しているという。ポール・セクストンによるチャーリー・ワッツの公認伝記『Charlie's Good Tonight, the Authorised Biography of Charlie Watts』の中で彼はこう語っている。
「彼の家に行くと、彼はいつも洗い物をしていたよ」「いつもお茶を入れ、いつも家の中を掃除し、いつもすべての雑用をこなしていた」「シャーリーがいつも彼を管理していたんだ。彼女は、彼がうぬぼれていることを許さなかった。彼らがアメリカをツアーしていた頃、彼女がこんな素晴らしい手紙をくれたのを覚えている。“チャーリーが帰ってきて、ローリング・ストーンズのメンバーであることにうぬぼれていた。だからオーブンの掃除をさせたわ”」
訃報を受け、チャーリーのバンドメイトであるロニー・ウッドが追悼コメントを発表しています。