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ロニー・ジェイムズ・ディオ、言いがかりをつけられたクレイグ・ゴールディのためにアルバム制作を中断して助けに行く 逸話を語る

2022/10/03 01:24掲載
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Ronnie James Dio
Ronnie James Dio
ディオ(Dio)のギタリストだったクレイグ・ゴールディ(Craig Goldy)は、ディオ加入以前にバンドメンバーの家に寝泊りしていた際、そのメンバーから「俺のツナ缶を食いやがったな」と言いがかりをつけられる。その時、ロニー・ジェイムズ・ディオ(Ronnie James Dio)がディオのアルバム『Holy Diver』のレコーディングを中断して、そのバンドメンバーの家に4袋の食料品を持って現れて「これはクレイグのためだ。彼を放っておいてくれ」と言ってレコーディングに戻ったという逸話を語っています。

ゴールディはロニー・ジェイムス・ディオの生涯を描いた初のオフィシャル・ドキュメンタリー映画『Dio: Dreamers Never Die』のプレミア上映に参加した際、『The Blairing Out With Eric Blair Show』のインタビューの中で次のように話しています。

「(バンドの)ROUGH CUTTに入った当初、俺はホームレスで路上生活をしていた。俺は機材を持っていなかったんだけど(ROUGH CUTTのマネージャーでもあるロニーの妻ウェンディ・ディオは)オーディションに参加するために機材を貸してくれた。彼らはすでにROUGHT CUTTのオーディションを受ける時に、俺に親切にしてくれていたんだ。(ロニーも)オーディションに来てくれていて、一緒にブラック・サバスの“Heaven And Hell”やとレインボーの“Man On The Silver Mountain”をやった。その後、(ROUGH CUTTの)仕事が決まった時、俺はまだホームレスだったから、他の人の家のソファで寝泊まりしていた。ある日、バンドメンバーが帰宅して、俺が彼のツナ缶を使ってツナサンドを作ったと叫び、大声で怒鳴った。ばかばかしいとは思うだろうけど。その音は世界中に響き渡ったんだ。

その翌日、窓の外を見ると、ロニーの車が停まっているのが見えた。ロニーとウェンディが 食料雑貨の袋を2つ持っていた。二人は階段を上り、ドアを蹴った。腕が袋でふさがっているからね。俺がドアを開けると 彼らは入ってきて、食料品をテーブルの上に叩きつけた。彼らは“これはクレイグのためだ。彼を放っておいてくれ”と言って、すぐに出て行き、(アルバム)『Holy Diver』のレコーディングを再開したんだ。彼らはその日、『Holy Diver』のレコーディング・セッションを中断して、食料品を買い出しに行ったんだけど、それは俺のツナサンドの件で、それが4袋の食料品になったんだよ。こんなことを忘れるはずがない。それがあの人の優しさのレベルなんだ」