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ジャーニー「Don't Stop Believin'」のルーツ ジョナサン・ケインが父親から貰った励ましのメッセージについて振り返る

2022/08/27 20:20掲載
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Journey / Don't Stop Believin'
Journey / Don't Stop Believin'
ジャーニー(Journey)の代表曲のひとつ「Don't Stop Believin'」。曲名は、メンバーのジョナサン・ケイン(Jonathan Cain)が父親から貰った励ましのメッセージをもとにしていますが、ケインはそのメッセージを貰った時のことを振り返っています。

ケインは、『I Am Second』のエピソードの中で、1958年にシカゴの聖母教会学校で起きた悲劇的な火災について話しています。

彼は「神の家のすぐそばで92人の子供と、3人の修道女が亡くなるのを見ました。僕は途方に暮れていました。父は僕の悲しみをすぐに察知し、すぐに音楽に導いてくれました。僕は“息子よ、お前の命はもっと偉大なもののために救われたのだ、それは音楽に違いない”と言われました」

ケインの父は、彼をシカゴ音楽院に入学させます。彼が在学中に愛犬が轢かれてしまい、獣医代が必要になったので、父親に電話しました。

「愛犬が轢かれて、獣医に診てもらうお金が必要でした。電話しなければならなかったんですが、僕は父にお金を求めるのが嫌でした。僕はこう言いました。“お父さん、思ったんだけど、僕は音楽の夢をあきらめて、シカゴに帰って、そのまま忘れてしまったほうがいいのかな?”。しばらく沈黙が続いた後、父はこう答えました。“ジョン、これはお前の未来のためのものだ。帰ってはいけない。最後まで頑張れ。信じるのをやめないで( Don't stop believin')”」

ケインはこの後、自身の歌詞帳に「Don't stop believin'」と書き留め、ジャーニー加入後にその歌詞帳から父からのこの3つの言葉を使って、ニール・ショーンとスティーヴ・ペリーと共に「Don't Stop Believin'」を書きました。

インタビュー


「Don't stop believin'」