ザ・ビートルズ:Get Back ©2021 Disney ©2020 Apple Corps Ltd.
ビートルズ(The Beatles)のドキュメンタリー『ザ・ビートルズ:Get Back』を監督したピーター・ジャクソンは、同作品のエクステンデッド・ヴァージョンについてディズニーとアップルと交渉しているという。現時点では難しいようですが、「収録しなかった素晴らしい素材が5、6時間ある。それを50年間保管庫に戻したくない」と語っています。
ジャクソンは今年7月、ロサンゼルス・タイムズ紙のインタビューの中で「僕の本当の夢は、もっと拡張されたヴァージョンを作ることなんだ。これは僕が言っているのであって、Apple社はそんなことに興味はない。彼らは間違っていると思うよ」と発言していました。
ジャクソンは先日、ポッドキャスト『The Business with Kim Masters』に出演した際、エクステンデッド・ヴァージョンについて話しています。ジャクソンはディズニーとアップルの両社を「消極的」と表現しています。
「彼らは“エクステンデッドカットの市場はもうない”と言っている。それは正しいかもしれない。でも、僕たちが収録しなかった素晴らしい素材が5、6時間あることを知っているし、それを50年間保管庫に戻したくないんだ」「いままさに話をしているけど、現時点では必ずしも決定的なものではない、とだけ言っておくよ」
また同じ番組の中で、ジャクソンは、『Get Back』映像の元となった1970年のオリジナル映画『Let It Be』を監督したマイケル・リンゼイ=ホッグと定期的に会話をしており、友人になったと話しています。特定のカメラショットについて尋ねるためにリンジー=ホッグに電話することがあったそうで、「彼は素晴らしい記憶力を持っているんだ。ほとんどの場合、彼は僕が話していることを覚えていたよ」と話しています。