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今に通じる音楽ビジネスの原型はビートルズが作った 書籍『ビートルズのマネー戦略 元国税調査官が暴く!』発売

2022/07/11 15:40掲載
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The Beatles
The Beatles
今に通じる音楽ビジネスの原型はビートルズ(The Beatles)が作った。お金の面でも洗練されていたビートルズの意外な一面。書籍『ビートルズのマネー戦略 元国税調査官が暴く!』は秀和システムから9月9日発売予定。「好きなことで大儲けしたい」は、ビートルズが最初だった!?
■『ビートルズのマネー戦略 元国税調査官が暴く!』
大村大次郎 (著)

<内容>
☆☆☆今に通じる音楽ビジネスの原型はビートルズが作った☆☆☆
☆☆☆お金の面でも洗練されていたビートルズの意外な一面☆☆☆

【「好きなことで大儲けしたい」は、ビートルズが最初だった!?】

ビートルズが成功した原因は、
その優れた音楽性とアイドル性によるものと言われています。
しかし、彼らにはもう一つ優れた部分がありました。
それが現在にも通じる「稼ぐ技術」です。

博打性の高い音楽業界で「売れるため」「売れ続けるため」に、
彼らは、さまざまな音楽ビジネスのスキルを開発しました。
それらは当時の音楽市場に大変革をもたらし、現在の礎となっています。

【現代のそれをも凌ぐ! 高度な「お金儲け戦略」の数々】

たとえば、ファンクラブ制度やミュージックビデオ(MV)によるプロモーション、
公式マガジンの発行などを最初におこなったのは、じつはビートルズです。

一方で、肝心のライブチケットは、
アルバムと同程度の金額に抑え、青少年にも買えるようにしました。
それがティーンエイジャーの人気を爆発させたのです。

また、当時はシングルレコードの売り上げが収益の中心でしたが、
ビートルズはアルバムの商品価値を高め、
アルバムで収益を稼ぎ出すことに成功しました。

音楽業界は今も一発屋が多くミュージシャンを消耗しがちですが、この戦略をとったことで、
ビートルズは腰を据えて名曲を作り、派手に収益を上げることができたのです。

【先駆者の故に失敗…これも「現代への教訓」になる】

その一方で、ビートルズは先駆者ゆえの失敗もあります。
たとえば、彼らは曲の版権を早く譲り渡してしまったために、
天文学的な印税の大半を受け取ることができませんでした。

また、イギリスの高い税金を逃れるために作った会社は、
経理の専門家がいなかったために、
胡散臭い連中に食い物にされてしまいます。

彼らの多大な成功と貴重な失敗は、そのまま「現代への教訓」となっています。
ビートルズファンはもちろん、好きなことで稼ぎたいという方や、
夢を持って日々を過ごしている方にとっても、「学び」となることが沢山あります。

ドキュメンタリー作品『ザ・ビートルズ:Get Back』が流行っている昨今、
ぜひ手に取って、彼らの名曲を聴きながら紐解いてみてください。

【もくじ】
第1章 「好きなことで稼げ」はビートルズ発祥
第2章 稼ぐためには個人よりチームが大事
第3章 人事と経費は「損して得取れ」でいけ
第4章 ビートルズが解散した理由は税金だった
第5章 解散後のジョン、お金で見る真実の姿