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ジューダス・プリーストのロブ・ハルフォード、ブラック・サバスのフロントマンを務めた時にされたイタズラについて語る

2022/07/05 17:27掲載
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Black Sabbath w Rob Halford 1992
Black Sabbath w Rob Halford 1992
ジューダス・プリースト(Judas Priest)ロブ・ハルフォード(Rob Halford)は、1992年11月に行われたブラック・サバス(Black Sabbath)のコンサートでサバスのフロントマンを務めたことがありました。英Metal Hammerのインタビューの中で、当時のことを振り返り、トニー・アイオミ(Tony Iommi)ギーザー・バトラー(Geezer Butler)にされたイタズラについて語っています。

ブラック・サバスは1992年11月、カリフォルニア州コスタメサのコスタメサ・アリーナで行われた、オジー・オズボーンの引退ツアーと言われていた<No More Tours>ツアーの最後2公演にサポート・アクトとして出演しましたが、当時のサバスのフロントマンであったロニー・ジェイムス・ディオが出演を拒否したため、トニー・アイオミはハルフォードに助けを求めました。

「サバスには当時ロニー(ジェイムス・ディオ)がいたんだ。シャロン(オズボーン)はオジーをコスタメサ・アリーナでサバスと一緒にステージに上げたがっていたんだ。

他のライヴのステージを終えたところで電話が鳴り、相手はトニーだった。“シャロンが数日後にオジーのところに来て一緒に仕事をしてほしいと言っているんだけど、ロニーはあまり喜んでいないんだ。彼はそれをやりたくないというので、彼と話し合った結果、君に俺たちを助けてくれないかと頼むことにしたんだ”と言っていた。”そうだな…分かったよ”。同じバーミンガム出身だしね、必要とあれば何でも。彼はセットリストを送ってきて、俺は自分の持っているアルバムを全部取り出して聴き始めたんだ。別に聴く必要はないんだけどね、だっていつも頭の中にあるんだから」

バンドの長年のファンであるハルフォードは、この機会にアイオミにサバスのセットリストを変更するよう軽く働きかけ、すでに特別なイベントをさらにユニークなものにするチャンスを掴むことにしました。

「彼は数日後に電話をかけてきて、“トニー、しばらくやっていなかったかもしれない曲を2曲ほどやってみないか?”と言ったら、彼は乗り気だったんだ。

それで“NIB”をやって、最後に“Forever”で締めくくったんだ。長い間、日の目を見ていなかった曲がいくつかあったからね。カリフォルニアに向かう途中、フェニックスに小さなスタジオを借りて、そこに入ったら、全ての楽器がすでにセットアップされていたんだ。一通りやってからカリフォルニアに向けて出発した。1公演のつもりが2公演になってしまった。俺は気にしていない。俺たちは仲間だし、仲間はお互いに助け合うものなんだ」

バンド内の「新人」となったハルフォードは、トニー・アイオミとギーザー・バトラーにされたイタズラについて語っています。

「トニーとギーザーはイタズラ好きなんだ。出番の準備をしていたら、彼らから“ロブ、緊張しているのか?”と言われたので“そうだよ”と答えたんだ。それから、俺は『ヘル・レイザー』のピンヘッドみたいな格好で、トニーと一緒にバックステージに行ったんだけど、幕のところに行くと、彼が消えていることに気づいたんだ。そこで俺は“トニー?トニー?”と彼の名前を呼んだけど、彼はいなくなっちゃったんだ。

“きっと出て行ったんだ”と思って、俺も出て行こうと思ったんだ。一人でゆっくり歩いていると、観客が騒ぎ出し、周りを見渡すと、ステージには誰もいないんだ。“出て行ってしまったからには、もう戻れない”と思って、ジレンマを抱えていると、その数秒後、トニーとギーザーが笑いながら歩いて出てきたんだよ。彼らはいつも風変わりなことをしているので、是非見てほしい。後で俺が“なんでそんなことしたの?”と聞いたら、ギーザーは“さあね、わらかないよ”と言っていた...。本当に素晴らしいライヴだったよ。YouTubeで、実際にファン撮影のパフォーマンスを見ることができる。数十年前に、オジーの声が出なくなったときに、俺がまた代役を務めたんだ。同じバーミンガム出身だしね、俺たちはお互いに助け合っているんだよ」